関西百名山 登山記録54 横山岳

平成15518日 晴

参加者 森川、清水、繁益、高橋、長戸、徳永

数日前からの天気予報は終始、雨であった。横山岳は、キツイ山で、HHCでは健脚向けとランクされている。雨であれば、登山中の渡渉で水を被り靴もすっかり濡れるものと覚悟をしていた。

処がである、晴男を任じる小生も驚くばかり、思いがけない晴に恵まれて、素晴らしい横山岳を満喫した。

この日は偶然だが横山岳の山開きであった。村人が多く集い催しをしていた。

裾野しか岳の全貌は見にくいが双耳峰の重みのある山だ。白谷登山口出発午前
1010分、むんむんするような新緑の中に谷ウツギの淡いピンクがきれい。イチリン草などの白い花も咲いている。
やがて経ガ滝を経て五銚子の滝、これは圧巻であった。経とか銚子とあるのは山岳霊場の名残りであろう。
ここからが愈々難所らしい。この滝を大きく迂回をして正午、滝の上あたりで昼食する。ここからが本当に胸突き八丁の難所と聞く。
事実、これはキツイ登りであったが頂上まで、我々は
1時間少々で制覇した。ブナやイロハ楓の新緑の木漏れ陽の中を登るので快適であるが急登だ。
午後
125分登頂した。海抜1132米。南に余呉の湖が見える。伊吹山は見えなかった。ここで約15分休憩し下山開始。
再び急な木漏れ陽の三高尾根樹林地帯からコエチ谷を下山する。山は絶対に油断は禁物だと痛感する事件を目撃した。
網谷出会いに下山は午後
335分。それから一路温泉へと向った。登山には温泉は無くてはならず、後のビールに感激した。
最後に、会長の独白、安東氏が欠席だと寂しいな、あの賑やかい人がいないとね。

俳句

森川   燦燦と話はずめる山路かな

      横山岳水と緑のあふれけり

      初髭の頂上の陽に輝けり    (高橋氏の髭を讃美して)

清水   ウツギ咲く横山岳は山開き

長戸   花ガ散り若葉あふるる湖北かな

徳永   ほとばしる垂水を浴びて心地よし

      山かげに淡く咲きたる谷ウツギ

      木漏れ陽の若葉を遊きし横山岳

                         (文責 徳永圀典 )