民主党・前原誠司・枝野幸男

私が民主党の人物を取り上げるなど不思議に思う方もあろう。立派なものは良いのである。民主党の若手にいいのがいると私は指摘して来た。其の中の一人、前原誠司氏を高く評価したい。

1.先ず、あの面構えがいい。
2.前原氏の発言は国益と日本国主権確立に叶っている。これが第一義の評価だ。

前原氏・発言を纏めてみる。
@日本は米国の力なくして守れない国になっている。自分自身を守れる能力を持たなくてはならない。
Aミサイルやテロの危険に対処する力、脅してくる国に対し、まさにやろうとしたら報復攻撃できる力を持つ、ということだ。--4月23日シンポジュームで語る。

枝野氏発言 
B「領土領海に張りついていれば日本を守れるかというと、そうではない。北朝鮮が通常兵器で暴発しても米国の支援なしで日本で対処できるようにしていい。」
C日米安全保障体制をアジア太平洋の公共財として使う。

徳永圀典発言
   
この野党の30代から40代の若手を観察して、日本も戦後60年にナンナントして漸く国家というものが肌で理解されつつあるなと、大変遅く長い道であったが、私はホットしている。私は親米派だが、米国に対して、政治家も外務省官僚も大蔵官僚も、国家として言うべき事を言わないで今日まで来たから政治、経済面で今日の事態を招いたと信じているものである。要するに彼らは国家・国民の為に体を命を張っていなかったと確信する。その米国とどう交際して行くのか、親米だが不満に思う国民が多いと思う。日本は、
自主防衛を明快に選択しなくては、対中国・北朝鮮・韓国・そして米国に対しても物が言えないと認識するべき時代が到来した。歴史的な判断を下さなくてはなるまい。あの安倍官房副長官など流石に岸総理のお孫さんだけに国家観が確立しており頼もしい。彼らをタカ派とかハト派などに分類するなど、幼稚なもののいい様で知性の無さを示すものである。

前原・枝野氏などが、自主防衛を旗に対外的に厳しい対応を示し、国内的には自由・権利を守ろうとする姿勢は評価できる。彼らの活躍の前進を国家の為に大いに期待したい。駄目なのは、ロートルの横路・管直人などの戦後左派とか、訳のわからぬリベラルとかを称する政治屋だ。 平成15年6月1日 徳永圀典