中国問題

中国に於けるサッカーの試合で、騒然たる中国人の反日旋風が湧き上がった。民度の低い中国であるが、欧米の一部では、2008年のオリンピック開催反対署名運動が起きている。これは当然のことであろう。
日本では、新幹線技術を中国に輸出したい向きがあるが、JR東海の葛西会長のような、見識ある論客がおられるから、馬鹿な大臣が低頭外交しても心配あるまいと思ってはいる。
経団連の奥田会長も中国を訪問し帰国して小泉総理に、話の進まないのは総理にあるような報告をしていたが、経団連会長が中国のお先棒を担ぐようでは彼らは金権亡者に過ぎまい。彼らは、国益意識と国家を代表する矜持を持たなくてはならない、トヨタはやはり、ケチに徹してお金だけは貯めこんだが、やはり田舎侍の斑紋が残留している。天下国家をもっと身につけなくてはならぬ。
中国は、日本の武士のように弱い者に優しいのでなく、弱いと見ると、益々居丈高にやってくるのである。本気で喧嘩しなてはならないのである。あの国は強い者に対してだけ媚態を表す国である。
こうして見ると、矢張り、今日の日中関係を作り上げた責任は、胆力皆無の政治家連中と外務省にある。

@.東京裁判でも、中国の言う南京大虐殺の証拠は無く、問題とされなかった。
A.毛沢東でさえ、日本は謝る必要はない、我々は日本に助けられたとまでいった。
B.戦後、一時期まで日本の総理は靖国神社に参拝していた。
C.中曽根内閣の時、中曽根総理が中国に遠慮して中止した記憶がある。
D.宮沢内閣時代、歴史教科書問題の慰安婦で、朝日新聞など日本ジャーナリズムの中国への嘘のご注進が日本政府に帰ってきて、それを河野官房長官が認めてしまった。これが政府見解となってしまっている。これが元凶である。細川・村山総理の謝罪が更に大きい要因となった。
E.中国の胡耀邦主席時代までは親日であった。
F.問題は江沢民時代からである。日本への憎悪が突如高まった。ソ連・東欧の共産主義国の崩壊で中国の求心力を失った江沢民等は、文化大革命で数千万人を殺害しており、体制の危機があった。国民の求心力に愛国主義、そして日本を憎悪の対象としたのである。その教育を受けた青少年があのサッカーの非礼極まりない騒動を起こしたのである。
G彼らは「仇日教育」で育ち、その殺気・凶暴性は文化大革命の紅衛兵以上でIT武装をしている。
H.靖国・教科書などは彼らの絶好の武器となっている。これで日本を脅しておけば、日本は弱い政府・与野党議員だからカネになる木と見ているのだ。
I.彼らには、もはや友好の意思は無いと見るべきである。低姿勢なら益々つけあがる国民性を持つ。
J.総理や大臣の一人や二人の犠牲を乗り越えなくては、そして日本の政治家が、外交とは命懸けであると腹を決めてこそ、この問題は改善の方向が出てくるのではあるまいか。
K.OECDと援助で総額6兆円も貰いながらお礼の挨拶も国民へも知らせない国だと世界に広報せよ。そうすると困るのは中国だ。
L.もとより、外務省も当然犠牲を覚悟で臨まなくてはなるまい。国民も声をあげて拉致問題のように叫ばなくてはならぬ。これらを克服してこそ日本も普通の国家となるのであろう。
M.肝腎要は中国の弱みを突くことである。
N政治家諸君は堂々と中国・韓国とやりあえる歴史の勉強をせよ。命懸けでやれ。腹を据えて対抗せよ。それが国民の利益を代表するものの根本的使命ではないか。それが出来ないなら政治家をやめるべきである。
平成16年10月1日 徳永圀典