斎木昭隆外務省アジア大洋州局審議官

このお方は、予てから注目していた。それは、拉致問題の当初の交渉で、相手の北朝鮮側に対して、机を叩いて鋭く詰め寄ったという記事を読んでからである。
以後もズート注目していた。今回の交渉の責任者である。テレビで大写しになり、その眼差しの鋭さに、内に秘めた気迫ある精神が漂っている。顔つきも毅然としていて頼もしい。将に古武士のような風貌を感じるのは私だけではあるまい。
外務省にもこのようなお方がいたのだ。

クライン孝子氏も言及しておられた
。「氏のあの、拉致被害者救出に対する情熱=こだわりは半端なものではない。実に詳細にいろいろ調査して会談に臨んでおられる。相手はたじたじなのでしょう。その光景が目に見えるようです。氏の武勇談は、実に淡々と語られるのだけど、へーっとその度胸のよさに、感心してしまう事が多いからです。」と。

日本の若手にももこのような人物がいて使命感を抱いてやっておられる。
斉木審議官、安倍晋三の年代には国家を思う気概ある人物が現れだした。

それに対して、政治家のなんと、ひ弱で、国家国民を代表しているというような気迫あある政治家の少ないことか。野中とか、公明党とか、民主党の岡田とか、中国に媚態を示す連中こそ、国家国民の利益を損じている。

平成16年10月1日 徳永圀典