冷戦後最大の山場-21世紀の世界分け目の年

1.「のるか反るかの今年」で書いたが今年は冷戦後最大の山場となる。理由は、対テロとの戦いの関が原がイラク問題であるからだ。

2.日本が東西冷戦の西側陣営で経済的享受を受けて10年間も冷酷な国際関係の大変化に気付かないから経済も失速した。そして9.11テロを境として国際テロリズムの脅威と向き合っているのに今なお、島国感覚で認識不足が見られる。

3.小泉政権がブッシュに引きずられているような感じを多くの国民が抱いている。理想と現実との対立があるが、北朝鮮問題と同様な問題であると認識してかからねばならない。対米追随と見るべきではない。

4.昨年の選挙で社民党や共産党が大幅に議員を落選させたのは、護憲というアナクロニズムの政党というだけではなく、彼等が日本の国益・日本を守るという視点が欠如していたから国民から愛想を尽かされたのだと思う。北朝鮮に経済制裁すべきと選挙で主張していたら党勢は挽回したであろう。

5.ここに日本人が漸く目覚めつつあるのが確認できる。深層意識には既に変化の兆しが伺える。民主党が自民党に勝てなかったのもここに原因があるといえる。

それは当然の結果である。民主党を応援するマスメディアの認識不足である。日本のマスメディアの報道を信じていると、正しい目が損なわれる。
素直に自分の国家が見えなくなる。

6.日本人の深層心理は徐々だが変化の潮流が認められる。

平成1613