風雪の1008ピーク

我々は挑戦した、法師山への登山に、某ガイドブックを信用して鉄橋子から道なき道の至難な尾根を這い上がるように挑んだ。板立峠直下の大曲りの最奥の林道沿いにある鉄梯子から登山開始した。951ピークから1008ピークを経て1029ピークから法師山を目指した。ここは百間山からの法師山稜線縦走路であるが特に951から1008ピークは岩稜を登る事多く危険とガイドブックにある。
宿舎出発午前6.57−鉄梯子午前7.35−登山開始7.50−連続して尾根を這い上がるが明白な道は見られない。稜線らしく、風がきついし、時ならぬ風雪となる。台風のような猛烈な風雪が荒れ狂う。ガスで展望は全く利かない、目指す法師山の姿も見られない。我々は稜線、稜線と歩き、百間山頂に到着した。正午過ぎであった。板立峠へと帰途についた。それから二日後に正規の登山口から登山したのだが、地元の山林関係の長老曰く、「この道、登ってんけぃ、俺たちよりプロ」だと。この鉄梯子からの登山ルートは利用してはならないと確信した。一般登山者は無視すべき鉄梯子であろう。この後、我々は予定を変更して半作嶺に挑戦し成功した。