外資に騙されるな

市場経済の本質を、思いつくままに列記してみる。
1.共存の思想が無いこと。
2.経世斎民の思想がないこと。
3.富の集中を徹底的に追及し弱肉強食そのものであること。
4.法律すれすれの陥穽が存在すること。
6.騙されたほうが悪いとの思想があること。
7.狩猟民族の行動そのもので、農耕民族、特にナイーブで素直な日本人など実に御されやすい事。

この一年間の東京株式市場のダウ平均は50パーセント上昇である。これを分析すると
1.外国人投資家が圧倒的に買ったからである。昨年約8兆円。今年1月から4月までの買い越しが3兆5千億円。
2.財務省公表によると、外人買いは過去最高最大。日本株の値上がりは外人投資家だと結論している。

アメリカ資本の外資、ゴールとマン・サックス、メリルリンチ、モーガンギャランティ、ヘッジファンドでは、ジョージ・ソロスが著名である。
中でもゴールドマン・サックスの力は強大で彼らは、米国の政治中枢と深い関わりを痛感させる。特に民主党のアメリカ東部の政治経済、すなわちウオール街との繋がりが強烈で政治中枢と緊密だと私は推察している。

彼ら外資の手法は、気がついた時には既に御仕舞と言える程に巧妙で、事前にさりげない情報戦略と共にあると痛感する。

外国人投資家の「ヘッジファンド・フォーラム」が投資行動に甚大に影響があるという。ここで情報交換をし、投資戦略を決定するという。多分、銀行株の上昇などもここで議論された一環であろう。
彼らは、売り抜けて巨利を得るために、必ず、尤もらしくやり裏をかく。
1.広告塔を持つ、派手なニュースを割安株に流して目を逸らすなどその一例らしい。
2.必ず、「仕掛け」があり、巧妙極まりない。

こうして、為替と同様に株式も、毎日情報を流してはアップアンドダウンを繰り返させては巨大な利益をあげているのが外資であろうと私は思っている。信用しないことだ。
平成16年6月10日 徳永圀典