安倍晋三幹事長「真の政治家」を見た

平成16年5月16日、雨の中を安倍幹事長が街頭演説をしていた。

1.拉致した国と共同調査委員会などは、茶番劇だ。
2.船舶入港禁止法案は今国会中に必ず成立させる。抑止力になる。
3.22日の総理との会談で全面解決しなくてはならない。

等等、実に明快に、国益を追求する。その風貌には、過去のボンボンのようなものは微塵にも感じられない。髪を振り乱し、眼光も険しく鋭く、私は、ああ、祖父の岸信介元総理の再来だと胸がワクワクするのを覚えた。安倍幹事長は、そこらの、半端な議員と違う大政治家の様相を呈してきた。大きく華麗に変貌した。岸元総理の遺伝子を間違いなく受け継いでいる。安倍氏は、この軟弱な、ひ弱な日本を逞しく率いる大政治家にならうとしている。実に頼もしい。

田中真紀子なぞ、私利私欲の塊のような女に過ぎない、話題にするマスメディアは実に低劣で無責任だ。どうして彼女を話題にするのか。菅直人なども、ニヤニヤと誠実みに欠けたことが実証された。民主党敗戦の真因は、ここにある。口舌の徒に過ぎないし馬脚が現れた。鳩山由紀夫も同様で、ひ弱で軟弱、国家観が確立していない。彼らは安倍氏に到底かなわない。自民党の野中元議員とか、橋本竜太郎、宮沢元総理、みなこの安倍幹事長のような国家観が欠如していた。安倍氏は、実に国家観が彼らと、歴然且つ厳然と異なる。国家観の確立していない国会議員が多すぎる中、安倍幹事長に、惚れ惚れとするような政治家を見る。大いに期待したい。一日も早い総理就任を期待するものである。
平成16年6月1日  徳永圀典