関西百名山 七七頭ヶ岳・標高693m

平成16年6月3日 参加者 森川・清水・繁益・安東・長門・小川
 
梅雨の前の爽やかな昨日(6/3)関西百名山「七七頭ヶ岳・標高693m」に登山して来ました。
何時もの様にHHCを利用しましたが、この時期人気が有り49名のご参加。我々「月山会」が男性のみですが、女性が大半で有りました。
同山は滋賀県北部・北近江にあり遠く足回りが悪い為、HHCの大阪・千里中央からの往復バスを利用した。
名神自動車道・吹田IC−木之元IC−(R365/県道285)−上丹生バス停・登山開始ー七七頭ヶ岳頂上(西林寺・観音堂)昼食−瑠璃池ー七七頭ヶ岳ー管並バス停ー「己高庵」入浴ー木之元IC−千里中央

山は高くは無いが、地元では「丹生(にゅう)富士」と親しまれ、名称の七七頭ヶ岳(ななずがだけ)とは「山頂から七つの山が見渡せる」と云われる。

登山口に「七七頭ヶ岳頂上まで1.9km」の標識あり。頂上までに急登が2箇所有ったが、道は歩き良くブナの森が続くハイキングコースでも有りました。花の山として中腹からギンリョウ草、ネジコ、コアジサイ、ササユリが見られました。人気一番のササユリはもう少し先の様で群生は見られませんでした。
女性の皆さんから一花発見ごとに歓声が上がっておりました。
山頂は大きな木立に囲まれ視界は有りません。立派な西林寺・観音堂の前は広場、三角点は笹の中。木々の間から、眼下に余呉湖や丹生の田園、集落が又、反対側には奥美濃の金糞、横山、三国、上谷の山々が見られました。「七七頭ヶ岳の美人水」で知られる瑠璃池は頂上から下に50mの処にありました。
登山から下山までは約4時間。汗も程々の楽しい登山でありましたが、これが今少し中央に近ければ大変人気有る山に成っていただろうと仲間と話す。下山後北近江・観音寺「己高庵」で汗を流しましたが、露天風呂、薬草風呂は楽しいく入浴料400円と安い。
 
そこで我々仲間の「俳句」。
 
・萬緑(ばんりょく)の山路にゆかしネジコ花  (森川礼次郎)
・名ばかりや清水したたる瑠璃の池  (森川礼次郎)
・名も知らぬ珍鳥鳴きて山静か  (清水 猛)
・ササユリを数えてのぼる七七頭岳  (清水 猛)
・七七頭岳笹百合見付け歓声しきり  (繁益幸雄)
・梅雨晴れに水面に映える早苗たつ  (長戸武紀)
・緑雲思いおこさす山の肌  (小川道弘)
・笹ゆりの可憐さ思う孫娘  (小川道弘)
・梅雨近くササユリ求め七七頭岳  (安東満雄)

(文責 安東満雄氏)