御岳山  海抜3067米 日本百名山

平成16年7月28日 快晴
前日の夕方、八海山荘に到着して夕日の沈む頃、ここ田の原登山口山麓の八海で御岳が美しく澄んで見えた。明日は間違いなく快晴である。我々は無事頂登を祈願すべく山荘近くの八海神社にお参りした。そうさせるものが既にこの御岳にはある。信仰の山であると実感していた。
起床         午前4:.00 金星が大きく瞬いて見える。ここは海抜2200米に近い。気温14度。
山荘出発      午前5:15
田の原登山口着  午前5:30  ここで簡単朝食。既に多くの参拝者が登山開始している。白装束も見える。
         発  午前6:10  長い参道を登ることとなる。登りも下りも実に長いと実感する。
金剛童子   着  午前7:00  5分休憩。
八合目     着  午前7:15 石室 海抜2470米 周囲の展望が次第によくなる。
九合目     着  午前7:55 ここは一口水。10分休憩。実は、私はここまでに、物凄い苦しい思いをした。猛烈な空腹を覚えた。餓鬼のように、氷砂糖を五ヶもガリガリと食べてお茶を飲む。さらに友が呉れたビスケットをひったくる様に食べる。漸く腹に納めて力が湧いた。友は指摘した、昨夜も今朝も十分食べないからだと。指摘のとおりである。山には腹に力が入らないと足も心臓もスムースでない。強く実感した。
王滝頂上      午前8:27 東南方には木曾駒岳も富士山も展望できる。北には剣が峰が聳えている。神社前で再び軽食しておく。水分も補給した。気温は12度と肌寒いので薄物を羽織る。
王滝出発      午前8:40 ここからは有名な八丁ダルミという瓦礫と溶岩の中を進む。珍しい風景である。
剣が峰着      午前9:05 神社参拝、乗鞍岳・槍ヶ岳・穂高岳・笠が岳と北アルプスの主峰が近くに見えて、興奮気味におおくの人達と喜び合う。勿論、富士山や西駒岳も空木岳の連峰も見える。素晴らしい登山日和である。後で聞くと、これは今年初めてのことらしい。運の良いことに感激、数十年ぶりの御岳だから初登山に近いものであった。ここで15分休憩し午前9:20出発する。ここから、極める登山家でもある親友は「お鉢巡り」をして二の池経由して下山するという。誰もお鉢をしていない。左周りではじめた。
お鉢は断崖のような岩が多いから慎重を要する。二の池に万年雪がある。二の池はコバルトブルーの魅力的な池だ。
二の池着      午前10:35 池の鳥居に向いお経を唱えている。この山は途中にも老若男女の講らしい信者登山グループで溢れている。二の池の小屋で、味噌汁を求めて昼食、小屋のお茶が美味しかった。
二の池発      午前11:10 ここから王滝へ向う、剣が峰の裾を巻いて進む。
王滝着        午前11:40  ここには公衆トイレあり、有り難い。気温17.5度。10分休む。
九合目一口水   午後12:15−12:25 準備していた、グレープフルーツの冷たくて美味いこと!ここから眼下に見える田の原登山口を目指すのだが、その長いこと、長いこと。
田の原登山口着  午後13:37 午後14:00には出発して、帰途、麓の「しげの湯」でさっぱりして次なる甲斐駒岳登山基地である、長谷村に向う。途中、伊那谷の曲がりまわるような国道だが、長い道を走った。友は疲れていたと思う、本当に心から感謝したい。ありがとう。友よ。
総時間 7時間27分 休憩1時間23分 実歩行時間6時間4分