自由民主党に物申す!ー自民党・総理にメール送信した。

私は、去る7月18日、フジサンケイの報道2001を見ていた。そして、民主党の岡田党首が、中曽根元総理とか、黒岩キャスターに日本の国家像を説明して欲しいと言われて、固唾を呑んで注目した。どうであったか。

1.一口で言えば、幼稚そのもの、哲学も民族としての識見も感じられない。これで一国を統治しようとしてるのかと愕然とした。中味に宰相候補としての片鱗も感じられない。何もない、言えないに等しい内容である。
流石に、大長老の中曽根氏は、岡田氏をアカラサマニ非難せず、やや微笑みながら、岡田さんは、がり勉タイプでこの夏に勉強されるでしょうと、濁した。竹村氏とか屋山氏も聞いていたが、心中は唖然としていたのではないか。岡田党首の日本国家像は無いに等しい、多分日頃から大して考えていないのであろう。直ぐ出てきた言葉が「中国」であった。彼の発言の軽さは国家として、小泉総理より遥かに劣る。潜在的反米であり、日本の歴史的におかれた地政学的慎重さが欠けていると断じたい。自ら2年は早いと正直だが、付け刃の人物である。この程度の人物に我々は日本国を託さなくてはならないのか、悲劇の始まりであろうか。

2.この岡田氏を担ぐ民主党は、旧社会党、自民党、そして、若手と思想的に理念の統一のない寄せ集めの理念ガタガタ政党である。このようなままで、政権交代を言い立てる、マスメディアの煽動で国民が愚衆となり民主党を次の衆議院選挙で勝利せしめたら日本国は益々妙な方向の国家となるは必定であろう。

3.次に自民党の今回の選挙について言いたい。
@枡添議員が、いみじくも発言していた。自民党の衆議院議員が参議院選挙に本気で動かないのだと。道理で、橋本竜太郎の保守王国、岡山県で、加藤某が落選し、民主党の江田五月が当選した。橋本も総理経験者だが、本気で自党の応援をしていなかつた。多分、これは自民党の全党的問題ではなかろうか。
A中曽根氏とか、野中氏とか古賀議員とかが、マスメディアに出て反小泉を煽った。これでは、国民の多くは、矢張りそうかとなり、票は逃げたのである。一国の経営に参画した連中が、私怨で、こんなことをするとは、何たるテイタラクであろうか。この問題だけで、自民党は政権能力を喪失しつつあるといえる。
B世代は大きく変わろうとしている。自民党の中でも、安倍晋三とか、石破氏とか優秀な人材もある。古賀氏は親分肌かもしれぬが、野中とか、あの顔がテレビに映る度に、間違いなく票は減ると確信する。21世紀に相応しい風貌に欠ける。知性の上に彼らのような胆力が欲しい。そうかと言って、加藤紘一の乱で泣いた、ヤワな美男子の谷垣禎一でもない。工夫が必要だ。
C今回の選挙結果に重大な反省と本気での対応を考えないと、恐るべきこととなる。
D岡田民主党は「中国」との友好を第一に発言した。その中国は、尖閣諸島近くで、沖の鳥島で、日本の主権を侵しているのに国家として、少しも抗議していないではないか。何たることであるか。
Eその最大の原因は、橋本派にあると断じたい。彼らが国益を主張しないで、低頭外交をした重大な所産である。かかる意味に於いて橋本派の崩壊を希望する。
F橋本氏が小切手一億円を歯科医師会から貰っている。今回選挙では、働かない、動かない、どんなつもりで国会議員をやっているのか。中曽根氏は、総理を表て非難するのは決してよくないが、さすがに国家観が確立している。

G民主党の、ヘナチョコ岡田党首が青二才の今、本気で、死に物狂いで国民に対処しないと日本国は妙な方向に進む、自民党よ、しっかりせんか!平成16年7月20日 徳永圀典