森、元総理大臣

このお方は、総理のポストをマスメディアに引きずり落とされた人である。確かに顔の締まりが欠け、大学も体育系出身ということで、少し総理としては知性の面で云々と言う、やっかみの心理も当初は作用していたと思われる。

現総理の同派閥で政権を支えているという点を抜きにしても、総理大臣経験者として、現実の政治の裏方で実に、まめに良く動いている。あの、キザ男で鼻持ちならぬ橋本竜太郎、出たり入ったりの海部、日本国の矜持を捨てたあの細川、村山など、総理引退後、国家のために、どんな汗をかいているのか。

長老の宮沢は、度胸もない単なる徒然屋に過ぎない。中曽根氏は大貫禄を示しており、国家経営の哲学を議員諸君に教授する指南役として役立っていると思われる。

野党の、3ヶ月総理の羽田は相当老化しており、単なるお人好しに過ぎない。

このように一人一人を思い浮かべて、いかに森元総理が、汗をかいて動きまわっているかが分かる。格好をつけないで頑張っている。中々余人には出来ないことではあるまいか。
平成16年9月1日 徳永圀典