日本の政治家の発言比較

9月1日、韓国を訪問した安倍自民党幹事長と公明党の冬柴幹事長か韓国大統領と会談した。

歴史問題

韓国大統領の発言
「両国民の感情を左右する最大のものは、相手が平和を守る勢力なのか、和解に向けて努力する勢力なのかということだ。」

安倍自民党幹事長
「日本が平和を守る勢力なのかどうかは日本の戦後史を見て貰えば分かる筈だ」

参政権問題

冬柴公明党幹事長
「次の臨時国会で永住外国人の地方参政権付与法案を改めて提出する。国会では、私が答弁に立ち、国民にこま問題を提示したい。」

安倍自民党幹事長
「参政権問題は自民党内では憲法違反との考え方が多数だ」

東京都の「新しい歴史教科書採用」問題

野党ハンナラ党の朴代表発言
「東京都が、新しい歴史教科書を作る会が主導する歴史教科書を採用したことに触れて、「教科書が使われる学校がエリートを育てる学校と聞き憂慮の念を持っている。」の述べた。

安倍自民党幹事長
「日本は国定教科書ではない。教育委員会の採択に政治的な介入は出来ない」と語り議論は深まらなかった。

ーーーー
1.安倍幹事長は「参政権は国家の政治的運命を決定する権利」としている。また、本件は自民党内では、一昨年の選挙法改正で外国人参政権条項を満場一致で削除した。既に終わっている問題である。
こうしてみると、歴史問題・参政権問題を安倍氏のように、堂々としれっと大統領であろうと中国の主席であろうと、言えばよいのに聞いたことがない。日本の政治家の見識も胆識もないことは目に余るではないか。
2.これらの問題を見て、公明党が政府与党に与することは日本国益に著しく反するものだと痛感する。韓国に媚びていてどこの国の政治家かと思いたくなる。実に由々しき発言をする公明党である。
平成16年9月4日 徳永圀典