日本の岐路の年

今年は、昭和20年の敗戦から丁度60年目である。敗戦・日本の還暦である。或いは、干支の循環の一回りである。一つの重大な節目であることは間違いない。戦後の諸制度が膠着状態に在ることは誰しも異存はないであろう。
現在、大きな問題がわが国には山積している。これをどう捌いて進むのか、また、その能力を小泉内閣が保有しているのか。国民がその膠着状態を、身を切っても革新する気概があるのか、それにより本当の意味での21世紀の日本の未来が開ける。問題点を列記する。
                記
1.憲法改正。ーーーーーー一日も早い草案と成立への道筋を希求せよ。
2.教育基本法の改正。ーーー戦後教育の部分的否定が必要。青少年のレベル低下に重大危機。
3.在日米軍の再編問題。ーー日米関係の強化の視点で。近未来の米・中戦争の可能性。
4.年金問題。ーーーーーーー共済年金・議員年金等を先ず公開是正が急務。消費税で全面負担を!
5.経済植民地化の進展。ーー日本は、米国の掌中にあり富は徐々に吸い取られている。ここ2年が勝負。
6.米国流市場原理主義経済で良いのか。ーー貧富の差が激しくなり、数年後、社会不安発生の可能性。
7.中国の大軍事力増強ーーー台湾野党の勝利で反米化!シーレーン問題大きく浮上。日本人よ自覚が足りない!
8.中国とどう向き合うか。ーー中国にオベッカを使う政党・議員を落選させよう。国民はもっと怒れ!
9..北方領土問題。−−−−−ロシアに譲歩しない。−−石油利権で揺さぶりをかけている。
10..移民ーーーーーーーー−−悪事を働く、性質の悪い中国・韓国・ベトナム等を避けフィリピンを計画的優先受け入れ。

思いつくままに列記したが、小泉総理は経済音痴で竹中経済であり。これでは、日本の良さが消滅する。経済は、アメリカの思うようにされており、現在はアメリカの都合による小康状態に過ぎない。2年後の内外株等価交換可能M&Aが解禁されれば、再び日本経済のアメリカ植民地化の台風が吹き荒れる。
また、台湾野党は議会の過半数を占め、米国からの武器を拒否の意向であり、それが日米の当地域の安全保障面上の重大問題化。

果たして、小泉内閣でよいのか、日本の素晴らしい未来への道が切り開けるのか、民主党も統治能力に重大な問題が潜んでいる。国家の安全保障政策の大同団結を機軸として大合同し、憲法改正・教育改革等の大手術が必要である。これなくして、明日の日本はない。議員諸氏の国家を思う志にかかっている。
平成16年 元旦 徳永圀典