民主党は国家の危機意識が欠如

冒頭から本会議代表質問退席とは、理由の如何を問わず、何をか言わんやである。議員の程度も品位もこうして益々下落する。言論の府でなくなった。

今年は、日本の未来の為の、とてつもない重要国会であり問題が山積している。冒頭から退席するなど、国民を代表している価値が無い民主党と言える。国民の眼から見たら言語道断である。

所見を述べる。民主党は政権党など、到底程遠く落第と判定する。

1.政府案を攻めたてるだけでは私でも出来る。要は、具体的な対案を示したらいいだけである。彼は示していない。それをしないで総理を悪し様に言うのは子供騙しである。辻褄の合う整合性ある具体策が出来ないのであろう。

2.岡田氏は米国との信頼関係が重要というが、中国外交を重視という、思い込みがあり、ここに民主党の曖昧さがあり国民として見ると、頼りなく心もとないのであり、国民の疑問に答えていないばかりか口舌の徒に見える。これでは信頼感が出てこない。

3.憲法問題が色々と現今日本の矛盾の根底にあるが代表質問では一切触れておらない。矢張り、これでは、民主党は旧社会党一派に制約されている政党で国民政党に非ずと断じざるを得なく信用できないのである。

4.中国の国際法違反、中国の日本主権侵害問題に全く触れない。野党が中国を強烈に批判してこそ、国民から見て値打ちがあるのにやらない、抗議しない、発言しない。この政党は国益即ち国民的利益を求めていないと断定できるのである。意識が偏向している。

5.年金問題、民主党は基礎年金は全額税金で賄い、消費税引き上げを主張している。具体的抜本論議を提案したらどうかと思う。それもないではないか。

6.政権の準備ができた、などと岡田氏は最後に発言したが、国民はそれ程お目出度くない。国家の危機意識が欠如している。
平成17年1月24日 徳永圀典