日本あれやこれや その21 
   徳永圀典の書き下ろし「近世・俯瞰的世界史」

平成18年 1月

 1日 心が腐っている

日本の青少年ほど国家意識がない国はない。自分の国の誇りと自信がない。愛国心がないのだ、こんな国は世界にはない。このままでは日本は滅亡する、崖っぷちにいる日本だと思う。ローマの滅亡は内部から崩壊したが似通っている。

最近の青少年の非行、暴力、犯罪、殺人は激化するばかり、道徳観念が欠如し、魂の抜かれた無気力な青年が目立ち愕然とする。これは政界、言論界、特に大マスメディアは他国のメディアのようで、NHK・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞初め外国のメディアのように彼らを誘導しているからである。
 2日 有史以来優秀な日本民族がなぜ? 歴史的に、欧米人さえ驚くばかり優秀で尊敬さえ集めた日本人がどうして、これ程までに堕落したのか。 答えは簡単明瞭である。過去2千年間ただ一度の敗戦で、敵国群の巧妙な謀略で完全にマインド・コントロールされて60年経つのに、未だその騙しに目覚めていないからである。和魂の喪失である。
 3日 謝罪を国是とする憐れな日本

東京裁判史観という欺瞞の上に成立したものが戦後主として日教組・社会党・共産党・労働組合・NHK・大新聞・テレビ・により信奉させられたままの子供が指導層になっていることにある。教育に携わった連中の勇気と気概の欠如も大きい理由であろう。

占領憲法・謝罪外交・反日教科書・自衛隊イジメ、国旗・国歌・靖国軽視もすべて敵国の謀略のままのもので、未だに騙され続けさせようとする勢力が現存しているが、ここに来て更に加わった、それは台頭する中国であり韓国である。経済力を得た隣国群が、その目覚めない日本国民に内外から攻撃をしかけているのである。
 4日 東京裁判

アメリカが、日本を打倒する為に仕組んだ大芝居であったのだ。米国は、歴史的には明らかな侵略者であり加害者であるが、アベコベに被害者の日本を逆に加害者・侵略者に仕立てて勝者の論理で押しまくってきたのがこの裁判である。これは違法裁判でありまた違法な占領政策であった。そして日本は侵略戦争、植民地支配も残虐性に富む民族

だという三悪を「原罪」として、戦後の日本人の心に深く叩き込んだ。そして僅か6日間で彼らが作った現在の憲法を押し付けられたのである。明治憲法でさえ6年間、日本人が熟慮検討したのである。それを後生大事に守り続けているのが左翼の日教組・社会党、共産党、一部民主党、公明党・一部NHKなどメディアであるから日本が変なことになる。反対派は近隣国と結託があると見る。
 5日 原罪を捨てよ 虚構で歪曲され、捏造された東京裁判史観、即ち、日本が侵略国家であるという原罪を捨て正常な日本を取り戻さない限り、青少年は良くならない。 青少年が良くならないとは、日本の滅亡であり、既にその兆候が増大している。前科者の子孫ではない、それには、本ホームページに掲載の「徳永圀典の近・現代史」で覚醒して貰いたい。
 6日 歴史の真実に目覚めよ

そこで何を為すべきかであるが、それには敵国の騙しの洗脳に目覚めることである。東京裁判史観の前提である、先の大戦、大東亜戦争とは何であったか、日本の開戦の目的は何であったか、そして我々の父祖兄弟は、どう戦ったかを知らねばならない。

同時に、その結果、目的は達成できたのかの歴史の真実を日本自身の立場で明らかにしなくてはならない。60年経過したから、歴史的事実として客観的に冷静に批判できるのである。
 7日 歴史的「聖戦」の大東亜戦争

世界史上で最高の「聖戦」と言えるであろう。我々の父祖は、正義の為にいかに勇敢に戦ったか、その目的の大半、中でも白人の人種差別からの解放は完全に果たしているのだ。

この事実を青少年は知らねばならない。日本のこの戦争が端緒で、人類は人種差別無き世界へと移行したのである。青少年は日本の歴史に意義を感じて祖国日本への自信と誇り持てるであろう。
 8日 正義・独自文化の日本

日本民族は、正義のためなら、いかに勇気を持ち毅然として戦う武人、武士、もののふの国かが、真の歴史を学べば理解されるのに教えようとしない戦後左翼に決定的責任がある。

そして、いかに日本文化が中国や韓国と異なる独自の「日本文明」として確立しているかも学べばすぐ分かることなのである。「文武両道」の優秀な日本民族なのである。
 9日 近世500年の俯瞰的世界史を学べ

近世世界史をコロンブスのアメリカ発見、1492年の15世紀末から、英国の香港返還1997年の20世紀末まで丁度500年である。時間的スパンである。その上に、鳥瞰的に地理的空間を地球規模で概観すると、人類史が手に取るように理解

できる。日本人はそのような見方をしなくてはならぬ。その上で大東亜戦争の世界史的位置づけと、その重大さを認識し主張しなくてはならぬ。ありもしない慰安婦とか、盧溝橋とかのミクロの分析では世界史という大河の流れは分からない。
10日 近世500年の俯瞰的世界史2.

この500年、世界で大活躍したのは、順番に、スペイン。ポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、ロシアなど総てのヨーロッパ諸国の白人ばかりである。その間、東南アジア、アフリカ大陸、アメリカ大陸の人種は奴隷か植民地の民族として白人の為に呻吟していたのである。

言うなれば、白人の世界植民地侵略による制覇の時代であった。
白人は、鉄砲を持ち現地人を略奪し侵略し、殺戮のしたい放題で世界中の富を強奪、人間種は白人のみとして強盗のように荒しまわっていたのである。
11日 近世500年の俯瞰的世界史3.

ポルトガルが嚆矢
16世紀初頭、パスコ・ダ・ガマはポルトガル国王の支援を得て地球を東進して、インド航路を発見、インドのゴアや

東洋のマカオ(1557)を占領した。―ポルトガル船が種子島に漂着し、日本に鉄砲を伝えたのは1543年である。
12日 近世500年の俯瞰的世界史4.

次はスペイン
スペインはコロンブスに続いて、侵略の矛先は、西進であった。マゼランが南米の南端を廻り太平洋に出て、アジアはルソン島に到着した。そしてスペイン国王の名前をとり、フィリッピンと命名し植民地にした。

16世紀はポルトガルとスペインが世界を二分して植民地強奪競争をしていたのである。スペイン人、フランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教という侵略の尖兵として鹿児島に来たのが1549年のことである。
13日 近世500年の俯瞰的世界史5.

17世紀は、オランダが侵略の主役となる。本国の36倍もあるインドネシアを植民地に収めた。

18世紀になると、イギリスとフランスが主役となってきた。相互に激しい植民地争奪戦をしている。
14日

近世500年の俯瞰的世界史6.
アフリカの悲惨

19世紀の中頃になるとヨーロッパ各国の産業革命が興隆したため、資源と市場の需要は一段と高まり、彼等の侵略の矛先は、雪崩のようにアフリカに向かい争奪戦が繰り返された。 白人はアフリカは野蛮人の住む「暗黒大陸」と勝手に決め付けて、早い者勝ちに、アフリカ大陸を直線の線引きで分割してしまった。
15日 近世500年の俯瞰的世界史7.

奴隷を家畜とした白人
アフリカの土人は白人の奴隷商人により動物のように狩り集められ、家畜として売買したのである。

彼らは新大陸アメリカ州の労働力として使役させられた。これ以上の人道上の、断じて許しがたい悲惨なことはあるであろうか。歴史の汚点である。
16日 近世500年の俯瞰的世界史8.

現在アメリカ領となつているグアム、或いはマラッカなどに、各地には頑丈な砦が観光名所となっている。これは白人が土人の戦うためでなく、白人同士の争奪戦の遺物である。

彼らには原住民など問題外で、先発の白人侵略者が、後発の白人に奪われない為の防衛施設なのである。白人と同士の醜い奪い合いの遺物なのである。
17日

19世紀の中頃

世界地図上の、めぼしい場所は殆ど白人の植民地であり、残っていたのは現在の「日本」ぐらいしか無かった。 当時、欧米の強国は、英国・アメリカ・フランス・ロシアで、彼らは一斉に日本侵略に狙いを定めて動きだし頃である。日本の幕末である。
18日 ペリー アメリカのベリー提督が4隻の黒船で浦賀にやってきて、大砲を向けて開港を迫ったのは嘉永六年、1853年である。前後してロシアの船が盛んに蝦夷地(北海道)に現出したり長崎にも来て通商を求めた。 アヘン戦争で勝利した英国(1842)の次の侵略の目標は日本であった。このように幕末の日本は、東からはアメリカ、北からはロシア、西からは英国とフランスが虎視眈々と食指を日本に延ばして来ていた大国難の時代であった。
19日 鎖国の日本 白人諸国が世界を侵略する最中、日本は5世紀間、鎖国を国是として太平の夢を貪っていたのである。 コロンブスがアメリカ大陸を発見し、侵略の幕が開いた頃の日本は、中世末期の室町時代である。足利善政将軍が銀閣寺を造営し、東山文化に満足していた平和な時代であった。江戸時代末期まで対外的な争いを避け鎖国していたのである。
20日 江戸時代の国防軍は? 鎖国とは、侵略の正反対の政策で、外に向かい国を鎖す封鎖国家である。対外的に侵略するには、武力を蓄え、軍隊の養成が必要。 江戸時代には、幕府にも自国防衛の為にさえも、国防軍の思考は無かった。城も武士も、各藩との内戦に備えるものであった。それに一度の実戦も無い、江戸時代とは全く戦争の無い、世界でも珍しい平和な国であり300年続いた。
21日

20世紀の日本

数世紀に亘り鎖国して来た国が、20世紀となり突如として、東京裁判で敵国の言うように世界を相手に侵略国家に早や変わり出来ないのである。 日本が自衛の為に、軍事大国化せざるを得なかったのは、日露戦争(1905)頃から大東亜戦争終結の頃(1945)までの約半世紀のみである。欧米の世界侵略500年の僅か十分の一、世界史の一瞬に過ぎない。
22日 戦後60年の日本 戦後の日本は「模範的な軍事鎖国」と断定してよい。 このように、日本の歴史はその前までの「政治的鎖国」と合わせて、ほぼ一貫して「鎖国国家」「平和国家」と言えるのである。
23日 日露戦争 500年の白人世界史の中で、日露戦争は、初めて有色人種の日本が白人種の代表格である軍事大国ロシアに勝利した画期的な大事件であったのは上述から理解できるであろう。 科学技術文明に自信のある白人には、有色人種は絶対に勝てない、という神話が初めて崩れたのである。諦めきつていた世界の植民地民族に独立の大いなる夢と希望を与えた日本人であったのだ。
24日 大東亜戦争1. 白人世界侵略グループと有色人種代表日本との戦争であった。 白人帝国主義の代表侵略国大国は20世紀は今やアメリカであった。そして鎖国大国で黄色人代表は日本のみであった。その死闘が世界史上の大事件大東亜戦争である。
25日 大東亜戦争2. 大東亜戦争の緒戦、日本は華々しい勝利で、アジア植民地の諸国を感動させ、元気づけた。彼らに白人からの独立近しとの期待と夢を与えた。 然し、日本が力尽きて敗戦するや、アジアの植民地民族は、この時とばかり、一斉に立ち上がり、日本軍人の屍を乗り越えて、日本に教えられた独立精神を以て、次々と白人に勝利していったのだ。
26日 大東亜戦争3.

敗戦したが白人を追い出した日本。
日本はアメリカとの戦争で、圧倒的な物量に押されて負けたけけど、欧米植民地勢力をアジアから追い払うという聖なる目的は達成したことになったのだ。 日米戦争から植民地独立戦争を加えた前後十年ほどの戦争を、真の大東亜戦争と言えるのではないか。そして日本もアジアも経済的に大繁栄して行く。日本は明白に「負けて勝った」、しかも植民地民族の独立を結果的にさせた。卑屈になる必要どころか、人類史的な栄光と言えるのである。
27日 東京裁判史観再び 白人侵略者の代表としての米国の立場から見た判定に過ぎない。彼ら白人は世界は文明人である白人が支配するのが当然の使命で、その行為は総て正義なのだという傲慢な思想が背景にあったのだ。 日本人のように、白人に刃向うのは不正義で文明の敵であるという人種差別の塊であった。またその思想がアメリカと日本の戦争の原因でもあったのだ。
28日 白人から見た日本人 白人から見れば、近世5世紀の最後のあと一歩で、全世界を白人支配下に治められたのに、突如現れた日本、白人の夢を阻害する日本は許しがたい白人の敵と看做されたであろう。

然し、神様の人類全体の立場から見れば、日本のしたことは、人類平等の神様の心にかなうものである。

29日 我々は日本人 我々は日本人である。どこまでも、自国の国益の立場でものを見るのが当然の権利であり生存の絶対要件である。 自虐的歴史観、暗黒歴史観、これは敵側の立場でのもので、それを得々と日本人が学び加担する必要は全く無いのである。
30日

中国韓国の欺瞞と詐術から抜けよ

敵側の立場で日本の侵略を叫ぶのは実に滑稽である。かれらは外国人なのである。 彼らは日本を滅亡させようとする確信犯であり外国人である。或いは外国人から金を貰っている売国奴かのどちらかであろう。
31日 中国と韓国に関して

中国・韓国とは親密にと日本人は思う人が多かった。過去形である。中国が成長し韓国が動揺している、朝鮮民族の悲しいまでの中国属領根性、半島のDNAか蘇えって禍いしている現状。朝鮮はブレの巨大な民族性が見られる。冷静な国民性に欠けものが透徹して見えない。

韓国は日本人であった。戦争していない。経済的に自信がついてきたら、小中華の野郎事大な中国信仰が復元した。両国は、視野が狭窄しており、未成熟で、イデオロギーに毒され、まだ客観的に世界史が見えないのが日本の不幸である。中国は善意も誠意も歴史的に欠ける国である。