見識無き経団連の奥田は小商人

奥田発言は、小商人の類いそのものである。

こんな人物が経団連会長とは、三河の足軽程度のそしりをまぬがれない。

@奥田は「日中は信頼関係を強化し、重要なパートナーとして共に歩む関係を築く必要がある」としたほか、企業の対中投資では「トラブルはあろうが、乗り越えてこそ双方の発展がある」と述べたことがある。奥田は中国の本質がわかっていないのである。ホリエモンを経団連に入会させる程度の眼識しか持ち合わせていないのである。こんな人物が財界トップとは、財界も人物が落ちたものだ。

A「小泉首相が中国に乗り込んで、あるいは、中国の方に来ていただいて長時間話をしてほしい。今日、中国の呉儀副首相と会ったが、副首相は日本企業の中国進出を歓迎していた。政冷経冷にはならないだろうと思った」と発言した。
バカな男ではある、これが財界トップとは土光さんを想起して隔世の感がある。中国は自分の意向を押し通すだけの国で善意とか誠意など皆無である。幾ら話をしても知性で分かる相手ではないのだ。国際秩序破壊国である。第一、中国は日本の技術を盗みたいのである。日本は毅然としておればよいのだ。

奥田は、米国自動車産業の不振で米国市場でのトヨタ車の救済値上げに言及した。金・カネ・マネーのみでカネを貯めこみ世界一儲かる会社になり、おかしくなっている。トヨタは、ここまで日本のお陰で巨大となりながら国家観に欠け、マネーだけの尺度しか持たない小商人である。否、零細家業でも立派な日本人としての見識を持つ多数の方々が多いのだ。

中国は崩壊する可能性が大である。2008年の北京オリンピックまで持つか定かではない。奥田はバカとしか言いようがない。いずれ日本企業は、中国が日本の技術を盗んだ暁には、日本企業を追い出すであろう。資産凍結するのは目に見えている。既に外資は避難準備をしている。

「財界総理」ならば目先の利益に目を奪われず、国益が背骨になくては落第だ。


新幹線をODA付きで中国に提供する話も然り、目先の利益しか考えない馬鹿な奥田だ。

JR東海会長の葛西敬之氏(当時社長)は、2003年7月に、国土交通省の意向に反し、中国の高速鉄道計画を「支援しない」と明言した。理由は、日本の誇る新幹線技術がコピー大国中国に流出することの危険性の方が、目先の利益よりも大きいからである。このお方こそ経団連会長に相応しい。
当時、
中国へ新幹線商戦“迷走” JR東海社長「支援せぬ」発言が波紋
と読売新聞 [眼]に掲載されたのを、私は鮮明に記憶している。中国の高速鉄道計画への参入に積極的なJR東日本会長の松田昌士氏と好対照だった。葛西氏に深い感動を覚えた。
葛西氏の意見が、まっとうな多くの日本人の考えである。

中国をまともに見なくてはならぬ。魅力の無い国である。リスクの塊である。いずれ破綻は間違いない、矛盾は必ず破綻するのが、この世の、又社会経済の歴史的原理である。

平成18年2月1日 徳永日本学研究所 代表 徳永圀典