神社の「鏡」 

「人間の魂の生来の善性」と「神にも似た清浄性」を信じ、

「魂」を神の意思が宿る至聖の場所として崇拝する。
 

神社本殿にかかげてある「鏡」は「人間の心の表象である。

心が完全に落ち着き、清明である時、そこには「神」の姿を見ることが可能であろう。

神社の「鏡」に「神」の姿を見る所以である。「己自身を知る」ことに通ずる。

          徳永日本学研究所 代表 徳永圀典