大阪維新の会で国政を抜本的に立て直そう!!

滅びの原理-自己変革不能  

幕末、三〇〇年の鎖国の夢を覚ましたのが米国ペルー率いる黒船の来航。島国に安穏に暮らしていた当時の日本人には大変なショックであった。尊皇攘夷だ、開国だと大揺れ、幕府は平和ボケで当事者能力無し。なんだか、東北大震災、TPP、消費税などなど野田民主党内閣とソックリではないか。


幕末は、米国の強引な開国要求で遂に和親条約を結ぶがこれが大変な不平等条約、日本の金小判が大量に海外流出した。これも何やら、消費税、TPP騒ぎに酷似している。

幕末当時、海外では金、1に対して銀15.5の比価。日本では金1に対して銀5であった。条約では貨幣の交換は金は金、銀は銀としてあったのだが、外人は日本に銀貨4ドル持参して一分銀12ケと交換する。四分が一両なので小判三枚入手する。小判は一枚4ドルであるから三倍の儲けとなる。

このように昔から日本人はマネーで彼等にしてやられている。ウブな日本が狙われるのは今も昔も変わらない。近年外資系のインチキ臭いデリバティブで大損をだした企業があったが平成マネー騒ぎは幕末と本質的には同じである。


さて、幕府も明治の国民も、一旦開国したら攘夷はどこへやら、欧米一辺倒となる。さて、40年後ロシアに戦争で勝つと日本は、次第に視野狭窄となり軍部の独走を許し始める。その40年後の昭和には米国の巧みな外交にしてやられて太平洋戦争に引きずり込まれる。狡賢いチャイナに引き込まれてしまう。

和平のチャンスはあったが、机上の空論の東大出身の参謀達は片意地張って敗戦。白刃を乗り越えた幕末明治人とは大違い、ここが現在の国会議員やら民主党大臣と決定的に異なる。平成の国家官僚やら、ヘナチョコの鳩山、菅直人、野田などは全く幼稚でお粗末クンである。彼らは「国辱的日本人」であろう。

マッカーサーと言う第二次黒船で日本は徹底的に変革された。農地解放を初めありとあらゆる二千年の伝統も。但しこれは良い面もあった。農地解放も民主も自由も。
然し日本人は自由を放縦と無責任と覚えてしまったままだ。これは民主党の輿石ら日教組の反日本的行為のせいであり、菅直人ら民主党とか平和を唱える連中の活動結果である。

平和のお題目さえ唱えればいいと、民主党、社民党中心に思ってきたたままだ。これは大乗仏教のお題目に似ている、即ち平和、平和のお題目連呼である。

無責任政党=民主党や社民党のお陰で日本は未だに実質的に占領されたままだ。平和のお題目だけ唱えれば平和のお浄土に行けると思っているらしい国会議員が大勢いる。

戦後早々は明治の精神遺産もあり頑張って経済大成長した。ソ連崩壊の頃、日本経済は絶好調で欧米は弱っていた。この時に歴史の本質を洞察し国家の大戦略を樹てる指導者が不在であった。

未来先見性が必須の政治家も国家官僚も食糧費で花見酒の前後不覚、ぶくぶく肥満し、見てはおられない面相ばかりのブヨブヨ議員や指導者ばかりとなっている。

気がついたら欧米の術策にはまっていた。製造業で稼いだマネーは吸い取られアメリカさんの財布代わり。これが日本の実態だ。

バブル後、大きく国富を失ったのは第一次二次黒船と同じ。これは国民に見えにくい。目先が本当に困らないと動かない日本人。農耕民族は戦略性が無い。

マネーの混乱を自ら解決出来ず遂に世界に名だたるマネーのドン、サマーズさんに一喝されてから動いたのが宮沢。これは第三次黒船であった。これは新しい経済戦争の敗北。国が敗れぬと変われぬ国民性だろうか。これは高くついて民族的な後遺症となる。明治の精神遺産は食い潰しているから日本復調は容易でない。

ド素人の民主党内閣で、TPP交渉、財政再建とは、日本も遂に運が尽きたのかと嘆かわしい。

権力者自ら、身を挺するという精神がなくては国民も野党も動けまい、身勝手な民主党政権では正しい政策実現は不可能であろう。

このように、自己変革不能は歴史が示す滅びの原理だ。

日本の近未来はこれで決まった。4流国に成り下がる。

不易たるべき國の核が消滅寸前で危険な兆しすら見えているのに、未来への確たる展望すら示し得ない民主党内閣。

現実を直視し即応しない民族性にも基因する。独立独歩の精神が無いからだ。産経新聞以外のNHKを筆頭に朝日新聞らマスコミの主流を占めてきた戦後の一部思想にも大きく起因する。それが日本人を根本的におかしくした。

本質を洞察しないで歴史のバブルに踊らされ今尚目が覚めないと云うのが現実である。

このように反日的政党・マスコミの扇動にお蔭の戦後教育の結果が今日現われて青年少女がおかしくなっている。国歌とか国旗はどこの國も民族精神のシ国家とは民族の汗と血で守るものとは外国人が示している。それが証拠に外国の国歌は実に戦闘的な歌詞ばかり。日本の国歌の歌詞は平和そのものだ。自分の國に誇りを持ち自分で守る、これが究極のポイント。

TPPも、21世紀への大変革を自ら出来ないで第四次米国の黒船となるのか。日本人は猛省しなくてはならぬ。 否、もう遅すぎる。

世界的な修羅場が眼前に迫っている。

大阪の橋下市長が、唯一の日本再生男と見た。

大阪維新の会で国政を抜本的に立て直してクレエヤーー!!

  平成24年2月1

   徳永日本学研究所 代表 徳永圀典