あいつぐ災害、根源は人間

世界は一変した、一瞬にして暗転した地上の人間世界、そこに人智を超えたものを感じるのは私だけであろうか。そこに宇宙の、大自然の意思を感じる。

大宇宙、大自然には絶対秩序があり、人間がそれを犯したのかもしれない。人類の飽くなき自然破壊、地球の生態系を犯したのかもしれない、地球の琴線に触れたのかもしれない。人類は大自然と余りにも対決して来たのではないか。

森林を破壊し、大地を崩し、そのため他の動植物を追い詰め、また一酸化炭素を過剰消費し温暖化を招き巨大台風を招いた。為にツンドラが溶け、極地方の氷山が溶け、結果、隠れていた新種ウイルスが現れたと言われる。

コロナウイルスで世界は大混乱に陥ったが、巨大リスクがウイルス以外に現れていた。70年ぶりにサバクトビバッタとツマジロクサヨトウの二大害虫が大量発生し、インド、中国の穀倉地帯を襲う危険が予測されている。既に東アフリカで発生したこれら害虫はパキスタン、インドに飛来し小麦を食い尽くし中国に向けて移動中といわれた。不気味な小麦相場の動きが気になる。

ウイルスもバッタなどの大量発生は過去にも起きている、だが、根源は人間の飽くなき自然破壊に在ると思えて仕方がない。

     令和210月7                                         徳永圀典