皆さん、こんにちは。今夏、風車の新聞記事を見て以来、自分なりに調べ「何とかしなくては鳥取市が大変なことになる。私にできることは何か。」と考え続けたものです。
私の願いは、鳥取市に予定されている陸上風車の建設を白紙撤回することです。
プレゼンの作成に関しましては、風車の建設に反対されている三重県伊賀市の武田恵世氏や和歌山県由良町の由良守生氏の著作や動画を参考にしています。
勉強すればするほど、怒りや悔しさや悲しさがこみ上げてきます。
私の主な反対理由を書きます。
① 欧米での主力は800kw~1000kwの風車。陸上風車は1500kwまでとされている。それでも、健康被害等の問題が頻発し、今では陸上発電のブームは去っている。(3年前の武田氏の講演より、以下武田氏)。鳥取の計画されている陸上風車は、何と4500kwの世界最大規模。いまだかつてない大きさなのです。
② 「風車は、健康被害をもたらす。」「超低周波、騒音、乱気流、振動等をもたらす。」と世界中から報告されているが、そういう問題が鳥取市民レベルで共有されていない。
③ 核実験を監視するドイツの超低周波測定器は20km離れた地点でも風車による(おそらく800kw~1000kwの風車と考えられる:三谷)超低周波を観測している(由良守生氏のオフィシャルサイトの動画より)。しかし、鳥取市に建設予定の高路から東郷の谷を下って伸ばした砂丘の馬の背地点までは14.3kmしかなく、半径20kmとなるとほぼ鳥取市全域が含まれ、超低周波や騒音、振動や乱気流の影響を受けることになる。季節風の関係から鳥取市は東郷の谷の風下となる。騒音や低周波は雲に反射される場合もある。
④ 陸上風車のブームを去り、余った資材を日本に売り叩こうという動きが見られる(武田氏)。
そういう中、洋上風車への移行が考えられる(←この部分三谷)。しかし、ヨーロッパでは、2000kw級の洋上風車の場合、漁業権のこともあり陸上から40km離すことが通例となっている(武田氏)。鳥取に建設予定の風車は4500kwの世界最大級。ヨーロッパの例をもとにすると90km離さなくてはなるまい。しかし、高路~馬の背まではたった14.3km!(三谷)。
⑤ ブレード先端の速さは時速300km~400kmと言われている(武田氏)。これは、800kw~1000kwの風車と考えられる(三谷)が、鳥取に建設予定の風車は4500kwなので、恐らく時速400kmは超えてくるのであるまいか(三谷推測)。通常新幹線の最高速度は時速320kmである。その騒音が鳥取市に降ってくる可能性も否めない。雲に反射する場合もあるのです。
私は、こういう危険性が検討されないまま、陸上風車が建っていくことに怒りを感じますし、鳥取市民として足元を見られた感じがして悔しさと悲しさが込み上げてくるのです。
次は、建設予定地の高路周辺のことをお知らせします。
⑥ 風車建設予定地は、死者1000人以上の大災害をもたらした鳥取大地震の震源である「鹿野・吉岡活断層」の上(の近く)に位置しています。
⑦ また、いつ活動するか分からない「岩坪活断層」の真上にあり、陸上風車の工事がこの活断層を刺激する恐れがあります。建設業者は真下に「鹿野・吉岡活断層」「岩坪活断層」があることを知っていたのでしょうか。建った後の倒壊も心配です。
⑧ 鳥取市の「ゆれやすさマップ」によると、この周辺は震度5~6の揺れやすさにあります。
⑨ 今後、大規模な災害が予想される中、この過去の土砂崩れで死者や家屋の流出を出したこともある程の揺れやすく崩れやすい土地なのです。
⑩ 4500kwの風車のブレード等を山頂付近に搬入したり、風車を建てるための平地を確保したりするために、東京ドーム25杯分以上の土砂が削られるそうです。山が削られると、土砂崩れが心配ですし、水源地や有富川への影響、生態系への影響が危惧されます。
⑪ 準絶滅危惧種である「ヒメハルゼミ」が高路神社に生息しています。鳥取市は「生物との共生への配慮を進めることが大切」と謳っていますがこの建設を許可するのでしょうか。高路のホタル、フクロウはどうなるのでしょう。コウノトリの飛来の情報もあります。生態系への影響について、武田氏は「規模は小さいが被害は甚大」と言っています。
⑫ 今年11月19日(木)、東郷小学校児童は急傾斜地特別警戒区域に植林作業を行いました。郷土の森を守るためです。風車が建てられるとなると、そういう山や森が削られていくのですね。子どもたちにどう説明するのでしょう。
4500kwという世界最大級の風車の規模からして、高路だけの問題ではなく鳥取市民全体で考えるべき問題と考えます。これは、今だけの問題ではなく、今後20~30年否100年先のことを考えて判断しなくてはならない案件です。子孫にツケを回してはならないのです。正に非常時、危機管理の案件と考えます。しかし、そうなっていかない現状があり残念で仕方ありません。私たちは試されているのだと思います。
皆様、鳥取の未来、鳥取の子どもたちの未来のために、ご検討どうぞよろしくお願い申し上げます。
三谷 祐児
「高路に予定されている風車について」勉強会 資料 【根拠を示したもの】 R21122 資料作成 三谷
『 』は書籍 【 】はユーチューブ等の動画 〔 〕はネット情報 是非検索を ★印は是非見てほしいもの
番号 |
内容 |
事実 |
個人的な予測に過ぎないが、 |
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可能性が 高い |
可能性を排除できない |
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ディアトロフ峠事件の真相はカルマン渦とともに発生した超低周波によるものである。 『死に山』ドニー・アイカ―著より 【武田鉄矢の今朝の三枚おろし 死に山】〔〃〕 |
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柱状の物体にある速さで流体が当たった時カルマン渦が発生し、超低周波も発生する。 【カルマン渦】〔〃〕 |
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超低周波は健康被害をもたらす。〔超低周波 パニック・被害・人体影響・死に山〕等 |
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風力発電は超低周波を発生させる。ブレードでも発生。 ★【風力発電 カルマン渦を雪で可視化】 |
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騒音被害 ブレードの先端部分は300 km~400km/時の速さ。新幹線の通常運転で最高速度は時速320km。4500㎾規模となると、それ以上の速さでブレードが回り、機械音や風切り音による騒音が起きる可能性が高い。 |
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雷によるブレード等の破損事故。雷は高い所に落ちます。破損が降ってくる。火事も発生。 |
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大正7年9月 高路分教場 土砂災害により流失 『東郷小学校百年史』より |
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大正元年9月の洪水・土砂崩れによる死者 高路2 明治8 家屋流失 東郷21 明治53 〔鳥取市の土砂災害 大正時代〕で検索し、その中の第10章の4水害を参照。 |
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高路には急傾斜地特別警戒区域・土石流警戒区域がある。 「鳥取市総合防災マップ」 |
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削られた土地等からの土砂崩れが起きる可能性が高い。 |
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鳥取大地震をもたらした鹿野-吉岡活断層の震源は野坂川中流域である。死者1083人。 〔鳥取地震〕 |
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鹿野-吉岡活断層の今後の活動はほとんどないとされるが、100%ないとは断言できない。 〔鹿野-吉岡断層 地震本部〕 |
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岩坪活断層がある。長さ約10キロ。活動した場合M6.8程度と予想される。鳥取大地震M7.2。 ★〔中国地方の地形環境鳥取県岩坪断層〕←写真入りで紹介 〔岩坪断層 地震本部〕〔鳥取で過去に起きた地震と断層〕 |
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岩坪断層今後の活動は不明とされている。いつ動くかは分からない。〔岩坪断層 地震本部〕 |
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地震時の揺れやすさ 高路震度5程度、明治の方に震度6弱~震度6強の所がある。 〔鳥取市 揺れやすさマップ〕 |
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鳥取市から動植物保護地区に指定されている。高路神社の「ヒメハルゼミ」準絶滅危惧種。 「第3期鳥取市環境基本計画素案」より |
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30・40年後、取り残された風車はどうなる? 地域では・・、行政は・・、外資系が・・、気が付いたら・・ |
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下記のものも是非参考にしてください。 |
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★★★「風力発電・低周波被害について」武田恵世20171119 長いけれど一番参考になる。是非。 |
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★【由良守生オフィシャルホームページ】を是非。その中の、 ・「風車から発生する超低周波ドイツZDF」は超低周波の健康被害について報告されています。 ・「ドイツARD放送」は業者との利権絡みについての報告。12分後からでもどうぞ。 |
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★【風力発電風車の音】←是非ユーチューブで聞いてください。三重県青山高原の風車のハブの高さが50~65.4m。高路に計画されている風車のハブは75m前後か。この動画の約1.5倍の音や低周波が降ってくる可能性が高い。 |
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高路 4500㎾
騒音・低周波・振動・乱気流 洋上風車 2000㎾級 4500㎾級なら90km離さないと
海
高路―砂丘馬の背 鳥取市
ヨーロッパ40km →90km離せ |
14.3km