2月15日 四耐解説
曽国藩が四耐ということを挙げている。四つの忍耐ということで、第一は人生の冷たいことに耐える。第二は苦難に耐える。第三は、煩雑なことに耐える。第四は、閑・退屈に耐える。この閑に耐えるということが難しい。「小人閑居して不善をなす」というのは名言であって、我々が働くことによって消費されるエネルギーよりも、退屈することによって消費されるエネルギーの方が大きい。退屈するということは非常に疲れることであり、毒なことであるということが近年医学的にもはっきり実験証明されている。だから、我々は退屈をしてはいけない。あくまで敏・敏求・敏行でなければならぬ。 人生の大則