2月19日 悠々たたる自由精神

 人生航路において、はずかしめを受けたり、思いもかけぬおちこみにあったり、運命のめぐまれなかったり、因果に支配されたり、いろいろな経験をする苦労等は全て天命であるとして、これに対処していくがよい。

 そして心をころく体をゆたかに、正しく道を歩んでおっても、時に縄目の恥をうけることがあるが、これも問題としないほうがよい。その上、食べ物や着るものがないような貧乏をしても、楽しみはその中にあることを知って努力する。

つまり、どんな貧窮状態にあっても悠々として自由の精神を失わない、ということであります。先哲講座