県東部活性化の本命は

    「若桜SL鉄道」だ!!

 

境港市の水木しげるロードは当初の予想を裏切り大化けした。今や鳥取県の誇る全国レベル観光名所になった。その先見性に敬意を表する。それに比し、県東部には砂丘があるが、私の感覚では今一つ盛り上がりが足りない。子供達を連れた若い親子の多い砂丘、もし若桜鉄道に常時、SLを走らせたら県東部は間違いなく大化けするであろう。県東部の決定打になるのではなかろうか。聞く処によると、10億あれば走行可能とか。大丸前のアーケード投資10億より相乗効果は極めて高い。観察視点を鳥取市からでなく巨視的、俯瞰的に観察すれば良くわかる。若桜町は智頭に負けず劣らぬ町並みが豊かである。観光客の町内遊覧に十分堪え得る。目玉が一つではない。若桜街道は智頭谷と異なり街道巾が広く、そして豊かである。柿は名産地、沿線も隼駅のように既に全国レベルに達しているものもある。地名でも、殿、御門、西御門、花とか安徳帝を連想させる歴史探求をかきたて現代的な要素もふんだんである。船岡町の大江神社は元因幡二ノ宮、江戸時代は「正一権現」とか「財原大明神」と言われていた。若桜町の鬼ヶ城址、鬼の岩屋も注目を集めるではなかろうか。現代の世相から見て、「若桜SL鉄道線」と改名して実際に走行させたら一挙に全国版になりそうに思う。全国的に大活躍中の平井知事さん、是非とも音頭を取って下さい。県出資3億、鳥取市2億、活性化間違いないからJRに2億、智頭急行1億、残りは若桜町と郡家町の負担と勝手に思いを描いているが・・・。実現可能な話であり、さすれば旧用瀬町等々周辺を含めて「大きな夢」が膨らみ次々と新しい発想が膨らんでくる思いがする。

            徳永圀典     kunistok@ncn-t.net