2月24日 信念ある人々 その二

由来、人間には、自分というものなど考えても見ず、くだらぬ自分というものから脱け出て、真我をを高めようという衝動も感ぜず、従って自分に多くの問題・試練を課すようなことをしないで、その日その日の生活をとりとめもなく過してゆくことに満足している人々と、反対に、あるがままの自分に満足できず、例え自分にそれだけの力がなくても、それならば、なおさらのこと自分を優れたものに鍛えあげようとして、自分自身に多くの要求を課し、敢て自ら困難な問題にあたり義務を負おうとする二種類がある。前者を大衆と言えば、後者はエリートである。