検証「柳沢発言」 

私は、一人の高校生から下記の如きメールを受けてハットした。これは、今後の国政を考えた上で実に適確な発言だと考える。ご本人にお断りしたのご紹介する。 

その内容をご紹介する。 

「メディアの柳沢発言の部分的報道−女性は産む機械―だけから判断すれば柳沢辞任論は正論に見える。

しかし、この発言問題が出た際の午後6時台の全国版のニュース(テレビ)で伝えていたのは、柳沢大臣の問題発言部分の前後に、「言い方はおかしいが」とか、「こんなことを言うと女性に対して失礼な・・・」とか、とても気にしながら発言したことであった。この問題の本質は大臣の言い方、表現が悪いだけはないでしょうか。 

メディアが伝えるような男尊女卑の典型・女性に対する侮辱とは取れないと感じる。 

大臣が問題発言をしたとされる講演の録音テープを聴いていても話の内容としてまた、発言前後を聴いていてもそれほど、問題にはならないような気がする。 

むしろ、日本の将来の国政を考えた上での真摯な発言内容ではないかと私は考える。


メディアにより、森内閣を「神の国発言」による工作によって、早期に内閣を破綻させたのと同様に今回の大臣発言問題も、同様なメデイアの悪用であり、同じタイプの陰謀であるような気がする。」 

以上が高校生のメールである。実に鋭く、我々が忘れていた、メデイアの大掛かりな仕掛けを見抜いている。若い人に大いに期待できそうだ。 

平成1922 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典