常識では測れない時代の到来
―第四次産業革命―無くなる世界の工場――
―ビットコインー
一、縫い目の無いセーター、ワンピース
和歌山市にある世界最大手の「島精機」、世界最高峰とユニクロ柳井氏がいう同社の生産技術革新。
――中国など低賃金諸国へと生産拠点を移動する事の断絶が可能となる。
――中国の製造コストは米国を100とすると95となっている。
二、世界最大手のスポーツ用品のアディダスはドイツ
本社で国内生産を再開した。産業用ロボットやら
「IOT」をフルに活用する第四次産業革命である。
――世界の工場の座を追われだした中国――
三、その中国は、産業用ロボットは世界最大の販売台数を占め、世界最大の市場となっている。
四、「IOT」とは
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。
IoTとは|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続すること意味する。
スマート工場
要するに、「ありとあらゆる物」がネットにつながる「LOT 」とAI、人口知能
これを駆使して生産性を高めるのがスマート工場。大手で拡大している。
五、無線通信の通信規格である「第五世代」の通信網を整備しており、「IOT」や自動運転インフラとなる中国基準の「5G」,が、後発の利点により世界標準になる可能性があるという。
六、「5G」とは大容量のデータを瞬時に送信できる第五世代の通信規格であります。現行の20倍。あらゆるものがネットでつながる「IOT」、苦大的にイメージできないが仮想現実を快適に視聴できるらしい。日本ではオリンピックでサービスの提供をするらしい。「5G」は新たなサービスを加速させると言う。中国の存在感が高まり中国は自信を深めつつある。中国企業が台頭する可能性を秘めています。
七、アマゾンが既に開発している、「音声だけでパソコンのような携帯」、メールの入力ね音声で可能。
話せば「用が足りるスマホ」です。キーボード不要のパソコンです。これは同時通訳機能により外国語を使う必要がなくなることを意味します。
八、SiC繊維
ご存じでしょうか。東レの炭素繊維は有名。
九、だがこのSiC繊維、飛行機のエンジンに使うニッケル合金より強力で、これに変わろうとしている。米国のGM―ジェネラルモーターが決定した。
日本カーボンと宇部興産の二社だけ。
十、ピットコイン
ギリシャではご存じの通り金融危機が近年ありました。政府も中央銀行も信用しない国民が多いからでありますが、今や、金融資産の2割をビットコインが占めています。
これは、重大なことです。私は、ビットコインは「通貨の未来を暗示」していると確信します。
仮想通貨ビットコインは、近未来には更に使い易くなり国によっては法定通貨」となるのではないか。
私には、デジタル革命で、通貨や金融の常識が「断絶に見舞われる世界」が見えてくる。
十一、
東京三菱銀行、独自の仮想通貨「MGコイン」を年内に発行すると言うのに銀行内では危機感が充満していると言います。
中堅行員から他の「メガバンク・三井住友とかみずほ銀行とかと共同運営してはどうか」と驚くべき発言があったと言う。東京三菱銀行頭取は今後10年間で3500人の総合職を削減すると発言しています。
十二、
アメリカ大手バンクオブアメリカは「グローバル金融業から2500万人の職が消える」と発言して金融業大量失業時代の到来を予測しています。
十三、
国と中央銀行による独占発行という通貨の常識まで崩壊しかねない事態であります。仮想通貨がどんどん増えて行けば金融政策が効きにくくなります。スヱ―デンや中国の中央銀行は「デジタル通貨」発行の検討をしています。日銀でも声が上がっています。
十一、40年前、ノーベル経済学賞を貰ったドイツのハイエクは、「貨幣の脱国営化論」で「多様な通貨が競争し合う状態こそ健全と言いました。その予言が現実化してきたようにさえ思えるのであります。
十二、間違いなく通貨・金融の世界の革命的変転が到来してきそうであります。
平成29年2月6日
十三、どんどんと進化している社会ですが、
一方では、40歳から50歳代の未婚中年、親と同居し、親の介護をしている人、親の収入により無為に生活している人、いろいろありましょうが、未婚者の60%がそうらしい。彼らの年収は100万以下、男性25%、女性38%、これは将来の生活保護者への転落の恐れ、社会的難題であります。
一方で、日本の社会は凄く蝕まれてている。
平成29年2月6日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典