2月7日 近代文明の無反省発達その四

この頃、どこともなく「明日では遅すぎる」というスローガンというかキャッチフレーズといいますか、そういう警語ちらほら識者の話題にあがっております。明日では遅すぎるということはつまり、今なにまだ間に合うということで、確かに真剣に反省致しますと、今の日本はもう遅すぎるくらいで、この辺で国民が猛省致しまして、日本の思想・学問・風俗を一新いたしませんと新たなる御一新をやりませんと、みっともない自家崩壊に陥る危険が確かに深刻にあるのであります。           人間学のすすめ