正義に駆られた外交
今、ネットで、圧倒的に安倍内閣支持が多いと思える。
産経新聞以外の新聞、雑誌は圧倒的に、「反安倍」で定着したかのようで、これは実に奇妙である。
森友学園問題
それは、虚偽であり、立県民主党の辻元主体の陰謀は既に明かされて「虚偽」であったことは、森友学園側から明かされたが、立県民主党もメディアも反省の色は皆無で、メディアから一部国民の間に広がり「反安倍」は定着したかの感があります。日本でもメディアの陰謀加担は行われた実例であろう。
処で、中国を見ていますと、
彼らのいう「反対」は「真実を突かれた」から反対であり、
賛成は「彼らにとり不都合」だからと見れば間違いない。
中国は、「目的達成の為にはあらゆる権謀術策を駆使する」、目的達成の為には手段を択ばない。
香港の中国法、
法律により国内のみか、香港のみか、中国の転覆に加担したと判断すれば逮捕される。外国人さえ逮捕の危険がある。香港のアメリカ人は幾らでも逮捕可能。
香港の中国人のみならず、私など、中国、香港のみならず、旅行中、飛行機の中で逮捕される可能性があるわけです。
アメリカの外務大臣が、「中国はまともな国でない」とまで言い切った。
とんでもない情勢となりました。
思い返せば、
アメリカのニクソンとキッシンジャーの路線が端緒でした。
二人が対ソ連対抗のために、シナを引き入れようとしました。
その前は、中華民国の蒋介石を捨て、毛沢東の共産党を支持して今日に至ります。
現在の極東の政治情勢こそ、150年前から日本が危惧していたことであります。
日本の真意を見誤り、日本とシナを対抗させてきたのは背後のアメリカがありました。
アメリカは愚かな国民であると思いますね。
そのニクソン、キシンジャーが仕掛けた「対中接近」による政策は、
ニクソンが死ぬ前に呟いていた言葉があります。
「我々は、フランケンシュタインを生み出してしまつたか」であります。
イギリスの小説家メアリー・シェリーの小説名です。
フランケンシュタインという城がライン川沿いにある。
フランケンシュタインの意味はお分かりですね。
怪物です。
ヴィクター・フランケンシュタインは
「自分の造った怪物に身を滅ぼされる医学生」ですね。
そこから「自分の造ったものに滅ぼされる人」
とか
「自分の創造したものに滅ぼされる人」
「自分が造り出した呪い[悩み]の種」
と言った意味も含む言葉ですね。
アメリカは、「人権問題」では絶対に譲れない。
シナは「民主主義では社会不安定を招き譲れまい」
両者に、敢えて「解決を求めることは、平和の敵」かもしれませんね、
実に難しいこととなりました。
デカップリング、
事態は大きく政治的対立に進み経済貿易問題は去りました。
ここ、ここな至れば、米中経済の切り離し(デカップリング)に進むでしょうね。
デカップリングは元々安全保障の専門用語で、敵対する国家の能力によって生じる米国と同盟国との信頼の揺らぎを意味した。
米中経済デカップリングは、貿易・投資・技術を切り離し、中国の技術的優位の獲得を阻止し、中国への経済依存による米国の脆弱性を打破しようとする考え方である。
第1の手段は、
中国に対する制裁関税である。米中貿易交渉での追加関税の応酬は、貿易不均衡、産業補助金、知的財産権、為替政策などで妥協を見出すための措置とみられてきた。しかし、全ての対中輸入品にわたる高関税が長期化すれば、米産業界は中国への部品の提供や生産拠点を大幅に見直さざるを得ない。グローバルなサプライチェーン(供給網)の切り離しに拍車がかかることになる。
第2の手段は、
米国内の投資規制強化である。米国防権限法(2019)は、米政府機関による中国ハイテク5社の製品調達を禁止し、対中輸出規制を強化し、また対米外国投資委員会(CFIUS)による対米投資規制を厳格化した。さらにトランプ米大統領は、米企業に対しても安全保障上リスクがある企業の通信機器の調達を禁じる大統領令に署名した。事実上の華為技術(ファーウェイ)の全面的な締め出しである。
これらの措置が米中貿易交渉の壮大な取引の一環であれば、中国経済の構造改革とともに米中摩擦がソフトランディングする道はなお残されている。
しかし米政府が米中経済デカップリングを貫徹しようとすれば、米中関係と世界経済の双方が不透明な危険水域に入ることになりそうだ。
デカップリングは、中国企業の供給網と販売網を寸断し、中国経済に大きな打撃を与える。
米経済も輸入コスト上昇が消費者物価の上昇を招き、インフレ圧力に晒されることになる。さらに中国での生産規模の大きい米企業、中国企業と大口取引をする米企業の収益の悪化も計り知れない。米中摩擦はデカップリングを通じて、解決不能の消耗戦へと向かうのだろうか。
両者の勢力均衡が必要です。
自陣引き込みが激しくなり日本はとても大変なこととなりそうであります。
アメリカの政府系研究所が既に研究しており
先月お話した「安倍親書改竄」であります。
二階と今井秘書官が組み、シナ傾斜となりましたがアメリカも問題視しています。
「人間の悲劇の不可避性、矛盾と共に生きて行かねばなりません」
難しい局面を迎えました。
アメリカの情報機関が、二階に今井秘書官が親中国一派だと指摘しましたね。
日本は重大な岐路であり難儀なことになりそうです。
中国人は「初めから相手の話はウソであることから始まる」のは本当。
中国外交官の会見は言葉を信じてはならない。彼らの「反対は真実」、かれらの「賛成は真実」と思って間違いない。
アメリカの国務長官の発言
「中国は、まともな国ではない。」
ここでキッシンジャーの言葉を思い出すわけです。
「正義にかられた外交は全面戦争に帰結する」
これは中々の真言であるように思える。
私など外交素人にとっては、さもありなんと思う。
「パワーバランスに基づいて、相手の面子も、立場もわきまえて、相手と共に平和を構築する現実主義外交」が基本らしい。
アメリカがベトナムで実質負けていたが撤退した理論は「勝利の平和ではなくて」
「名誉の為の平和」を求めたと・・・
先月、私が指摘した通り、
通常の過去のメディアなら自民党の二階はやり玉に挙げるが少しも指弾しない。背景は中国の暗黙の支援でありましょう。親中議員のみか、殆ど全てのメディアが中国に篭絡されていると私は判定します。
オーストラリアの恐るべき中国浸透と同じくらい日本は既にやられていると私は断定する。
ここは絶対、日本はアメリカに就かねば日本は危うい。
令和2年8月3日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典