チャイナ・ウオッチャー徳永の目「1月」 徳永圀典

1.   シナ人の本質

つらつら慮るに、数千年来、シナ大陸に発生した多くの国々、或いは近代以降の国家は、言うなれば「重農軽商的国家」であろう。

それが冷戦後のトウ小平以降僅か30年で、一挙に60-100倍の経済規模に急速に発展した。

然し、そのとう小平子孫一族は、オーストラリアからアメリカへ逃げて約10兆円逃避させている。

しかも他国依存の「他力本願」によって一挙に「通商国家」に変貌したと観る。

2.   しかも、水とエネルギー資源を大量に必要とする構造に転換しているがその資源的裏付けは無い。

3.   チャイナは、更にオリジナル技術も無く外国に依存したままである。だから情報入手にサイバーをしようする。依然として他力本願的未来が続くとみられる。

4.   この国の過去の国家体制転換の通弊、即ち頻繁な易姓革命から、人民は政府を信用せず、国家繁栄のピーク時に、ヒトとカネの外国への大脱走は、これまたシナの特徴である。現に、シナは天文学的カネの外国流出が指摘されており、その結果、シナの財政赤字は国内総生産の三倍近い282%に達しているとマッキンゼー國際研究所は報じている。

5.   チャイナ経済を見る場合、近代経済学の原理で判断しては間違える。資本主義の眼ではわからぬということ。先天的な裏面――シャドー勘定がありすぎる。

6.   中華体質とは「歴史、経済、文化一切が政治そのものである」と言うことだ。古今東西という言葉があるが、シナでは「古今中外」なのである。凡ては「力」で決めるのが中華体質で、要するに「自己中」なのである。

自己中とはご都合主義のことであり、「共存の思想」を欠いている。この中華思想を捨てねば真の国際的発展は望めないと確信する。

7.   中国の漢字変革の本質

歴史改竄がこのシナの本質であり、歴史を語る資格のないのはそれが易姓革命に在ると常々指摘しているが、戦後、中国共産党が始めた「簡体字」は画数が少なく識字率アップの狙いと称するが、その本質は「国民からそれ以前の歴史知識を遠ざけるためで、簡体字が普及すると過去の漢字が読めなくなって「歴史の断絶」を図っているのである。一種の情報操作であります。歴史を平気で改竄するのはシナ人の本質であります。

8.   平成28年「1月」の結論

ジョージ・ソロスはいう「中国は二年以内に終る」と。波乱の予感がする、韓国と台湾は中国の道ずれとなる。

中国経済に関しては、あらゆる経済指標の「ペテン」は厳重注意である。

9.ここで中国経済の七つの特色を纏めてみます。

 1.外需依存の巨大な通商国家だが「自由」がない。

 2.民間企業が衰退し、特権階級資本主義、国家資本主義です。

 3.WT0世界貿易機関に加盟しているが国際的ルールを守らない。

 4.政治が凡てに優先、軍は国以上の存在。

 5法律より人脈やコネで動く。

 6.資本、技術とも自前はなく、パクリでも金になりさえすれば良い国。如何にしてパクルかが経済原則。

 7経済だけでなく凡てが「イカサマ」により支えられている。

10.中国人の見方がある。

それは 「逆聴」と「逆観」をすれぱ凡て正しい。

例えば、中国が正しい歴史認識を押し付けてきたら、それは「正しくない」と知れば良いのであ。。

    平成281月元旦

シナ・ウオッチャー徳永日本学研究所

 代表 徳永圀典