神様とは大自然畏敬

 

新年おめでとうございます。

イデオロギーとは人間行動を左右する根本的な物の考え方、観念形態、社会的立場、政治思想で、
人間の思考の言いである。ソ連は主義を70年続けたが人間を幸福にさせなかったから終焉した。
戦後安保闘争の時、全学連で大反対した青年も経営者となったり還暦となると真反対の立場で穏やかに暮らしている。人間とは間違える存在だ。イデオロギーは人間の思考の所産であり、時代は進化して適応不能となり得る。
古代に神と信じたもの、それを古代人間のイデオロギーとするならば21世紀の進化した文明と相容れなくなってしまうのは自明であろう。

人間は神を斎(いつ)き祀ってきた。だが誰一人、神様を見た人はいない。
見たと信じた預言者の言葉から中近東に宗教が起き現代も墨守している。欧州、中近東は古代から現代まで戦争の絶え間がないのは歴史的事実。根本的思い込みが間違っているのかもしれない。

イデオロギーだからではないか。日本人は天照大神を拝む、天照を太陽・大自然の原理とか化身とするならば、人間は地球上の生き物であり、山川草木おしなべて太陽のお陰であり、これは地球の原理に合致する。

日本は二千年間、天皇をシンボルとし即ち大自然の原理である天照に重ね、国民は安心して一所を懸命に工夫し生きてきたから連綿と続いたのであろう。間違える存在・人間の生み出したイデオロギーでなく、大自然を畏怖し神としてきたから間違いなかったのであろう。

人間は大自然の産物、大自然の原理に従って生きるのが正しく最高の幸せ、それは日本の天照即神様の原理なのであろう。三拝二拍手、それにより心身共に払い給う再生の儀式、蘇りであろう。

       令和314

 

鳥取木鶏会 会長  徳永圀典