知恩院
時(ほとと)鳥(ぎす)あれに見ゆるが知恩院 夏目漱石
ここは私の菩提寺の総本山であり、父も祖父も分骨し納骨させて頂いている。私は知恩院の特別信徒であり「羅漢之間」待遇を貰っており、いつでも重文級の部屋で抹茶と和菓子の接待を受けることができる。
知恩院の森は、無念無想でそぞろ歩きにはとてもいいように思える。ここから南の八坂神社を経て阪急四条河原町へとよく抜けたものだ。
岫雲斎圀典