易経 繋辞上篇

「生々之を易と云う」 

植物が生長することも、枯れてしまうことも、その物の運命で、
天は固より偏りがなく、その物の性質を夫々発揮させるだけである。

同様に、天は人に対しても偏りがなく、人はその持って生まれた素質によって、
天より受ける処に厚薄があるものである。

つまり、植物も人間も、栄枯盛衰の理は同じであると云うのである。