稲葉山 海抜248.9米 鳥取県国府町 鳥取木鶏会登山部主催
予ねてより、気がかりな山であった。因幡の国の一宮、宇倍神社、そして大伴家持が国司として赴任した場所の山である。在原行平も国司として赴任していたので、この稲葉山には是非にと考えていた。ここ数日間、雪と雨と寒気に閉ざされていた、本日、晴れ間が見えたのでぱっと登山を決断した。処が山に入ると20センチの積雪で驚いた、だが、空は青空、新春の気配は満ちてきつつあり、春は枝頭にあって充分であった。
平成22年3月11日 晴
ポイント | 着 | 発 | 歩行時間 | 休憩時間 | ポイント概況 | 備考 |
自宅 | 8:30 | |||||
宇倍神社前 | 9:10 | バス停 | ||||
宇倍神社 | 9:15 | 流石は因幡の国の一宮 | 武内宿弥ゆかりの神社だけのことはある。 | |||
七宝水 | 9:30 | 七宝水をコップに一杯戴く。やがて、三叉路に着く。 | 三叉路を道標通りに左折すれば鳥取藩主池田候の墓所へ行く。 | |||
畑地 | 10:40 | 花見まできそうな古木の桜、久松山の姿が綺麗だ。 | 本陣山も天神山もいい感じ。周囲の展望とても宜しい、扇山、氷ノ山、大山、鷲峰山等々が素晴らしい。 | |||
掲示板 | 10:50 | 在原行平の掲示板。 | 「立ち別れ稲葉の山の峰に生うる松とし聞かば今かえり来む」は行平の寵愛した姉妹、松姫と村雨への歌である。 | |||
稲葉山 248.9米 |
10:55 | なだらかな丘の如し。 | 山頂を示すものは何もなく残念な | |||
上野集落 | 11:15 | 林道により登りと反対の道へ進む。 | 上野集落から左の舗装道路を歩く。 | |||
大沢池 | 11:20 | 右側に美しい池あり。 | ||||
岩倉集落 | 12:17 | 大回りをして下ったことになる。 | ||||
宇倍神社前 | 12:40 | |||||
歩行時間 3:30 |
休憩時間 0 |
実時間 3:30 |
総括 |
このような低山に20センチも積雪があるとは驚いた。春雪の雪道登山もまた棄て難い。山頂近くの畑地には山菜の宝庫らしく、部落の採取禁止の立て札がやたらと目についた。桜の蕾が膨らんでいた。春はそこまで来ている。 |