1. 表面的には小人に見える君子--器量型。
「小人(しょうじん)に似たるの君子あり。高峻(こうしゅん)奇絶(きぜつ)にして俗検(ぞくけん)に就(つ)かず。然れども規模(きぼ)宏遠(こうえん)にして、小疵(しょうし)常類(じょうるい)以てこれを病(や)むに足らず」。
表面的には全く小人に見えるが、実は人間的な度量、器量が大きく世俗の才智の枠からは捉えられない人物。安岡先生は、これを坂本竜馬や勝海舟に当てて説明された。