私の世界史俯瞰

近現代の世界史は五百年のスパンで俯瞰すると良く理解できる。
コロンブスのアメリカ大陸発見で神の子との意識で白人は大西洋を起点、東はポルトガル、西はスペイン、地球選り取り自由のお墨付きをローマ法皇から貰い、壮烈な世界植民地化を始めた。

幕末、アヘンにより清国(中国)は瓦解、東西南北からの白人の植民地化の波濤は遂に日本を立ち上がらせた。明治維新を起こし近代化を遂げ対応、ロシアを含む西欧の攻撃から守った日本だがやりすぎた。

ソ連共産主義革命、第一次世界大戦、太平洋戦争、朝鮮戦争、米ソ冷戦、ソ連共産主義崩壊、中国台頭による米中新冷戦、加えて中国・ロシア・イラン・北鮮枢軸出現?

一部先進国化した中国、IT覇権を制したい米・中がしのぎを削りデジタル革命勝利に国運をかけている。

西洋の原理=大量生産大量消費を巨大人口の中国がやれば地球資源存亡の起因。

世界第三位の国内総生産を持つ日本は、この過酷な国際的現実の中でまともな国ではない、日本は主権国家ではないのだ。疑問を持つ方々は完全に平和ボケ。

在日米軍基地、例えば横田基地は米国名の街路やタウンばかり、日本国旅券なしで基地から入出国可能、日本に主権が無いことと同義だ。

だがこれらの基地が無ければ日本は70年前に戦勝五ケ国に分割占領されていた。

日本は米国に守って貰い平和なのだ。自分の国は自分で守るのが本当の主権国家、その自覚すら無い日本人。

体制の緩衝地帯である韓国、朝鮮半島に核保有国が現出し、南北統一の気運も見え事大主義韓国は中国に傾斜している。

過酷な国際環境、歴史を見れば戦争ばかりの西洋、中近東、大陸の世界史的紛争を通観し日本存立の危惧を覚える。  徳永圀典