指導者の規範
新渡戸稲造は、武士の道徳的在り方を律してきた武士道こそ、
日本国民すべての日本魂であるとした。
道徳大系としての武士道が説く、義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己等
の徳目は単に武士階級にとどまらず、広く人間形成における普遍的規範である。
西洋におけるキリスト教的個人倫理に比肩される堂々たるものであると新渡戸は強調した。
これらの美徳こそ現在の日本人、特に為政者、指導者、管理者に切実に求められる時は無い。
平成19年3月1日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典