シナの歴史から読み取る近未来

 

秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清、そして

 

中華民国、中華人民共和国の現在。

 

シナの王朝は変遷してるが本質は不変。王朝末期には必ず、新興宗教が跋扈し末法思想が流行している。

金持ちは資金財産を海外へ逃がし、富の偏在に不満を持つ農民は怨念を爆発させて一揆に走る。

全土に暴動が拡散し社会混乱となっている。

これを千載一遇とする軍閥が奇襲的なクーデターをやらかし近衛兵が裏切る。

 

そして王朝が瓦解すると、新しい権力者は、前王朝一族を皆殺しにする。

中華2千年の歴史は、何れも同じパターンである。

 

毛沢東共産帝国でも、毛沢東が生きていても、林彪が軍事クーデターをやった。

毛沢東死後の四人組追放劇は、華国峰が軍事的クーデターを起こして、江青を失脚させた。

とう小平も、華国峰追放に軍の主流を動員した。

正に、歴史的に同じパターンで中国は動いている。

1980年の天安門事件でも、土壇場で誰も決定的な裁断ができなかったと言われる。とうが軍を動かし学生を鎮圧、反対して趙紫陽以下の改革派を失脚させ、イエスマンの江沢民を北京に呼んでお飾りにし異常事態を収めた。これもクーデターである。

 

さて、次ぎなるシナリオ、貧富の格差に手をつけられなくなって暴動、社会騒乱、支配層は海外逃亡、そして軍隊が軍事クーデターを起こす可能性が高い、と言われている。   平成27年3月1日     徳永圀典