「三然」

1.  当然、2、自然、3、偶然

「当然」は自然の中の正当な道理である。君子は当然として自然に従う。

「偶然」は、当然と逆の位置にある。道理から外れた不自然である。小人は偶然を求めようとし道理から外れて無事に過せない。

呂新吾は、一般的な君子と小人の分析をしている。それを安岡先生は、人間の品格を支えるものとして「徳性」、「人徳」の徳と、知性や才智の能力を分類しその上に人間の持つ九つの品格を分類されたのである。

人間には、これが無いと人間ではないというものがある。それが徳性であり人徳である。これを人間の本質的要素と言われた。

才智や知性、技能などは大切であるが人間の本質から見れば付属的要素と見られた。