煮えたぎる怒り 川淵三郎 日本サッカー協会名誉会長
2006年ドイツのワールドカップで惨敗を喫した後、「川淵会長は責任を取れ」と国立競技場で國際試合のあと、デモの呼びかけがあった。その2年半ほど前にもジーコ監督更迭を求めて協会にデモがかけられた。参加者はいずれも少人数だったが、それでもサッカー界にそれだけの熱気があった証拠だ。
それに反して、今の政治に対する熱気の無さ、というより諦めムードが際立つ。
煮えたぎるほどの怒りを感じながら何も行動できないことがもどかしい。
きっと皆そう思っているに違いない。なんとかしてくれ。
誰か行動を起こしてくれと他人任せの自分が情けない。
市民運動の先頭に立つだけで良かった人が、国のトップにいる悲劇。
リーダーの模範として最も言ってはいけない言葉を臆面もなく口に出す。「仮免許」、「気持ちが萎える」など。
志も情熱も国を思う気概も感じられない。
今こそ、民主党若手議員の決起あるのみ。
自民党、みんなの党など国を憂う議員と手を組む大同団結以外に道はない。
若手と決め付けてはいけなかった。大改革を断行する実行力を持ってさえいれば年齢は全く関係ない。
そう、立ち上がれ日本、例え70才過ぎていようと・・・。
憲法改正、外交、教育など、短期間で綱領が組める仲間同士が団結せよ。
大体、党の綱領がない民主党が政権を取るなど信じられない。最近まで恥ずかしながらその事を知らなかった。
理念なき政党・民主党。
目指す先が分らない政党・民主党。
日本の将来を真剣に考えた政策なら、それが仮に厳しいものであっても国民の大多数がサポートしてくれる。
国会議員の定数削減、公務員の給与削減。
この二つをやるだけで全面的な支持を得られることは間違いない。大きな決断が出来れば国民はついてゆく。
国民をもっと信頼しろ。
子供たちの未来を考えて行動しろ。
丁寧語で表現すると気にならないほど怒りを心頭に発している。