3月27日 天に帰らねばどうにもならん その二

 これほ「天人相関」とか「天人合一」と言うのであります。天と人とを相対的に考えるのではない。これを一体として考えるのであります。そして天が一つの形を取って自己を生んだもの、或いは形成したものが人間である。一切は天然である。人間が考えておるような理論や理屈によって存在しているものではなくて、自ずからきたるものであります。言い換えれば、自然と人間とを一貫した創造の理法、則ち真理に帰らんとどうにもならないのであります。 人生五計