人生の予測は当てにならぬ

齢、九十に喃々とする現在、言えることは、

 

   世間全般の理解を得ようと思うと、

人間はとても疲れるものであります。

見捨てられた処から、覚悟して、一人歩きをすると

意外と楽なのであるように思える。

 

現役の時代は、そういう思いは持たなかったが、

引退して、一人歩きすると

   意外に楽なのであります。

   足元も結構、整備されております。

   昔と比べると、隠居した道に明かりはあるし

   整備されていると実感されますね。

人間、自分では

   安全や繁栄の道を選ぼうとしますが、

実は、その選択には

   当てずっぼうな面がありますね。

   人間の運命の予測は、

   そんなに精度の高いものではありませんね、

   これは肝に銘じておいた方が生きやすい。

   

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典