日本の国柱に思う

 

前回の鳥取木鶏会でご紹介した、英邁な美智子皇后の御歌が好評でした、

 

ご存知の明治神宮、明治天皇をお忍びして薨去されてから出来た明治神宮、御鎮座80年祭が平成13年にありました。18年前です。明治の森は、全国都道府県からの寄付によりできた森です。

  外国(とつくに)の風招きつつ国柱太しくあれと守り給ひき

とお詠みになりました。大きな気宇の御歌ですね、

日本を取り戻すことに思いをいたしておられる。

 

明治維新で西洋文明を取り入れながら、明治天皇は

我が国の「国柱」を太くするように導かれた点に注目された御歌です。

 

では、日本の「国柱」とは何だとおもいますか。

歴代天皇が受け継がれた精神、国柱、明治維新の原点でもありました。

   神武創業の(はじめ)(もとず)

   至当の公議を(つく)

これが明治維新の建国精神であります。

聖徳太子の十七条憲法にも通底しています。

 「和を以て貴しと為し、(さか)ふること無きを(むね)とせよ」

「事は独り断ずべからず」

と書かれています。

これが

日本の国柱となった伝統精神であります。

これをアメリカ占領軍総司令部は「皇道」と呼んだのですね、

神道と皇道と武士道が

日本精神の中核と捉えて

対日心理作戦、洗脳教育の攻撃目標にしたのです。

それに洗脳されて世代が日教組教育の世代です。

 

本当に

日本を取り戻す為には

   歴史 伝統 文化を生み、

   日本精神の中核をなしてきた

   国家形成の理念に立ち戻り

   伝統精神を取り戻さねばならないのです。

 

教育再生の土台は

   日本国の伝統精神の再発見なのです。

   21世紀に相応しい、

   新しい元号に相応しい

   創造的日本精神の継承が必要であります。

 

いよいよ 「御代替わりの時代」到来です。

 

明治150年に相応しい伝統精神再武装が不可欠であります。

        平成3134

 徳永日本学研究所 代表 徳永圀典