選択誌の記事の無責任

私は40年近く雑誌「選択」を愛読してきた。ほぼ創業以来であろう。
この
3月号の記事に怒りを覚えた。
108ページの「代表作なき「曽野綾子」の記事のことである。

私は、曽野綾子の愛読者でもない、同氏とは無縁な存在である。
自ら氏の著書を購入したことはない、断片的に読んだことがある程度だ。
曽野氏は、一家言を持つ方で、軟弱なメディアとか、苦労知らずに近い戦後人に対し、
腹の坐った意見を述べる同氏に敬意を表することもあった。

今回の記事に対して強い反感を抱いた、反吐がでるような思いだ、
今年限りで選択誌の購読は中止する。

その理由を開陳する。

選択誌の記事

徳永の見解

109

無記名の寄稿

無記名でこれだけ批判するのは卑怯。これで体質が判明、ネット愛国者と同様な無責任。個人批判は政治家なら兎も角本名であるべきだ。

108

代表作なき曽野綾子

代表作がなくたって愛読者は少しも困るまい。余計なお節介であろう。

108

文壇でも論壇でも賞味期限切れ。

失礼千万な物言いよ。文壇や論壇の為に曽野氏は書いておられまい。こうまで批判は無用、為にする発言だ。

108

曽野を重用してきた日本の保守の論壇や出版業界に問題がある、彼女の賞味期限は切れている。

おかしな発言だ、この論文の筆者は典型的な反日、左翼であろう。傲慢な物言いである。そういえば、近年の選択誌は反安倍強化の論説が多すぎる。

108

・・・作家として目を引く美貌を持ち文壇からちちやほやされた。

ここまで言うとは冷静でない。選択誌の評価を一挙に貶めた。

109

作家として論評するに値しない・・人間として好きになれぬ。

無記名でこのように論評する方が卑怯である、戦後人は「恥を知る」ことを知らぬようだ。

109

お座敷がかかる芸者のようだ。

これは真っ当な雑誌の取り上げるべき発言ではない。選択誌も地に落ちた。選択誌の反日・反安倍意識が底流にあるのであろう。

109

曽野は作家としても保守芸者として限界だ。

何か筆者には個人的な怨念でもあるのか匿名で言論者として許してはならぬ発言である。

114

選択編集欄の最後「マスコミ業界ばなし」

朝日新聞を批判する産経新聞を取り上げている。選択誌は予ほど安倍総理嫌いである。選択誌の知性と品性と言論者としての立ち位置が大きく左寄りに傾斜した。真ともでなくなったと判定している。さようなら。平成27年3月3

徳永圀典