地政学的に、政治的に、歴史的に、究極的に、

追い詰められた日本

 

菅総理はバイデンと対中国に関して、明白に日本の立場を示した。当然である。

 

 

結論は、自今、

「真に日本を守る覚悟を日本国民はきちんと、体制的にしなくてはならぬ」

 

と云うことである。

 

議論の段階は終わった。

 

これに反対する国民、政党、メディアは

正真正銘の「反日」であると云うことである。

 

反日、反国家人は、

「この物差し」で一刀両断して良かろう。

 

 

情勢判断  

1.   アメリカは日本を必要としている。

2.   日本は「自立、自前」の防衛体制を持たねばならぬ。

3.   対中国の経済依存を脱出する体制を産業界も作らねばならぬ。

4.   敗戦1945年から75年、

国民は、アメリカの傘の下、自分の国は自分で守るという至極当然を忘れていた。

それを緊急に実行しなくてはならぬ局面である。

5.   普通の国家にならねばならぬが、

それには痛みがある。

これに耐えうる当たり前の艱難の時代到来である。

 

 

幕末以来150年の回顧

 

マクロ的に概観する。

 

コロンブスアメリカ大陸発見以来、

欧米の世界植民地化の500

その波は150年前に極東の日本に襲来した。

それは、

遂にアヘン戦争で清国に勝利した英国はじめ

ポルトガル、オランダ、スペイン、アメリカ、そしてロシアが極東日本にまで襲来した。

 

300年鎖国の日本は平和ボケで大慌て。

 

ロシアは満州で暴れる

対馬にロシア艦隊が勝手に寄港、幕府はなすすべなし、

ロシアと欧州で対決していた英国は極東でロシアを封じ込めば助かるから英国艦隊が対馬寄港のロシア艦隊を力で排除してくれた。

 

朝鮮半島を、ロシアとか清国との緩衝地帯にしたい日本は

朝鮮にシナからの独立を要望する、

 

だが朝鮮は国家の体をなさず、且つ日本嫌い、国家元首がロシア領事館に逃亡

これは前代未聞の不甲斐なさ。

 

かかるが故に、日本は清朝とのトラブルとなり日清戦争に発展、日本は勝利した。

この時である清国は、台湾は化外の地として日本に領土を譲った。

 

日本は、朝鮮の独立を誘導し、大韓帝国を樹立させ

朝鮮史で初めて大韓国皇帝が出現した。

 

日露戦争で満州のロシアを追い払った日本。

 

その後、シナ大陸を狙っていたアメリカは、満州独り占めの日本に対抗、シナを支援する。

満州鉄道にアメリカが参画したいのであったが日本は拒否した。

満鉄は、アメリカと共同でやっておれば良かった日本だと思う。

 

然し、人種差別のアメリカは、日本を憎む。

シナ大陸を日本に自由にさせまいと、またシナもアメリカに接近し、陰に陽に日本とシナの対立をけしかけた。

中華民国の蒋介石が現中国共産党と内戦で対立し台湾に逃げた後、

アメリカは毛沢東を支援した。

これは実に大きな過失で

今日21世紀の事態の遠因である。

 

アメリカは愚かだ。

アメリカはシナ人の本質が分かっておらない。

日本もシナ人に入り込み過ぎた。

 

現在

遂に玄界灘が日本の生命線になった。

これを避ける為に幕末以後、日本人は大陸に進出し関与し続けたのである。

 

遂に

日本は最前線の国家になった、

韓国は中国が怖いからアメリカと離反しよう!

 

色々危険な様相が生まれてくるであろう。

地政学的にみてそうである。

 

その上、悪質な中国共産党が

危険な台頭をして力をつけているから

 

日本を取り巻く環境は、

実に「有史以来」の危機である。

国家を守る法的体系は出来ておらない。

 

憲法は明日にでも改正しなくては国家が守れない現実である。

 

それなのに、

呑気な平和ボケ日本の現状を見るに忍びない。

          

令和356

   

鳥取木鶏会 会長  徳永圀典