麗しい日本人がいた
吉清さん親子のご冥福を心からお祈り申しあげる。
この不祥事の最中、この親子の悲劇を見て、この時とばかり、これを材料にして、時の政権や防衛大臣を、悪し様に非難し悪態をつく小沢・民主党や社民党など、他人の悲劇で、政局に利用する悪辣な連中である。
処がである、
吉清さん所属の高齢の漁労組合長さんの記者会見、
実に品が良くて、お話の仕方も、野党の国会議員など恥ずかしいような口調であった。感動さえした。
こうして見ると、野党の議員連中の、総じて国会議員の下品な口調、態度が子供の教育上、極めて悪い事が理解されたであろう。
その上に、吉清さんの親族初め遺族が、防衛大臣を辞めさせないでとテレビで発言するではないか。
私は、うーんと唸ったね、「これが日本人の美徳」だとね。
民主党の小沢も鳩山も、防衛大臣の辞職ばかり叫ぶが、これは発言当事者の利益になるから主張しているに過ぎないのだ。これでは説得力に欠ける。
事故被害者の方が遥かに、遥かにご立派である。国会議員になった戴きたいくらいである。
このような品のいい態度と言論で野党議員も国会で議論すれば、国民から大いに受けるであろうが・・・。
そしてだ、福田総理が吉清さんに弔問に行きた時、手渡されたのが、
「防衛大臣を辞めさせないで」の手紙であったらしい。
同様の手紙が、小沢民主党、公明党にも出されたというではないか。
私は、再び、「呻いた、唸った」、「感動」した」。
「ここに麗しい日本人がいた」と。
漁労長ささんの、あの人品骨柄といい、滲みでるような知性的口調の話しぶりといい、そしてご遺族のこの態度といい、日本人は違うなと痛感した。素晴らしい日本人であり、人物がおられた。国会議員諸君、恥ずかしいのではないか。
聴く処によると、辞めさせないでとの遺族の話をアメリカも感心しているらしい。
こうなると、物事はいい方向に向うものだ。
民主党や野党諸君よ、吉清さんの事故を、
1自己の利益の為に利用し、政府を悪し様に言うのは、自らを貶めるものだとお分かりか。
2.漁労長さんのような、穏やかな話の仕方に説得力があることを自覚されよ。
3.民主党の「菅君」、社民党の「辻元君」、君たちの議会での「物言い」が子供たちや国民に強い「悪影響」与え却って反感を買っているのだと知りなさい。
平成20年3月5日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典