徳永の「3月管見」「世界的激動の時代へ」
1.
日本は「安全保障に関して100%」不安解消した。
2.
トランプは、ほぽ日本の要望を丸呑みし貸しを作ったと思っていよう。
3.
だが予測不可能な衝撃が日米関係だけでなく世界政治・経済を揺さぶると想定する必要。
4.
世界の国際秩序が荒れる。
5.
米国安全保障の中核には、バノン首席補佐官、マクマスター補佐官、マティス国防長官と、筋金入りの「対中国強硬論者」ばかりである。これはトランプの意思であろう。
6.
私は、中国も「政治決断を求めている」と見た。多分、北朝鮮の体制変更ではないか。金正恩排除であろう。
7.
中国は西沙諸島にミサイル基地を初めて認めた。「習近平」は、トランプを試している。これでトランプは引いたら、中国に舐められる。
8.
トランプは、直接対決か経済封鎖か対策中でありましょう。原子力空母派遣で圧力をかけ続ける。
9.
中国の一番弱点は、海上経済封鎖であります。作戦中ではないか。
10.
あらゆる選択肢を検討中でありましょう。
11.
キナ臭くなっている。日本の平和ボケは一挙に吹っ飛びましょう。
12.
嵐の前の静けさであります。
13.
つらつら背景を洞察しますに、
1.
世界的に、基本的に、構造的に、激しく大きい変動期を迎えた。冷戦後70年は終わり「新しい時代」に突入した。それがトランプを生んだが日本のメディアは正しく受け止めておらない。戦後秩序は崩壊した。
2.
特にオバマが軍事を忌避したからアメリカの力が減退し中国とロシアが「新しい世界秩序」を求めていると見た、だから6兆円の軍事費増加に決定した。トランプは分かっている。特に、200年の屈辱を晴らしたい中国は、既存の世界秩序を壊そうとしている。第三次世界大戦への危機もあり得る現状では、極めての「英断」であります。アメリカの休日の終焉であります。
冷戦後の「日向」は終わりました。「新しい秩序の模索」が始まっておるのであります。
平成29年3月1日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典