「H1B」
H-1Bとは、アメリカの「非移民就労ビザ」。つまり移民(グリーンカードを保持していない外国人)ではないけれど、米国内で就労することのできるビザです。企業派遣の駐在員はこのビザを持っている人が多い。
つまり高度な専門技術を身につけた外国人が取得している入国ビザです。発給枠が85千人に対し応募者が23万3千人。この制度があたからこそ、グーグルもシリコンバレーも存在しなかったのではないか。
要するに、「世界の頭脳」を吸い寄せた力の源泉。
トランプの移民制限となると、このアメリカのITの人材が枯渇するのではないか。アメリカの一人勝ちは終わる恐れがある。
この「H-1B」保持者の8割をインドと中国等アジア出身者が占めているのです。
今、アジアは、アメリカや欧州を凌いで巨大に消費市場に変貌しつつあると見る。
「H-1B」保持者が地元回帰を始めれて行くと思われる。
アジアでは情報技術の人材需要が急騰しています。
シンガポールでは、老舗百貨店が次々と看板を下している。あらゆる商品の調達から販売まで自分で手掛ける業種は滅びつつあると判定できます。
中国では、若者は、紙幣を使わないスマホで全てすませる地域が現出しています。
思索に富むインド人、コンピューターに向いていると云われる。
インド政府はキャッシュレス政策を進めだしています。
ビットコインと云い、大きく世の中は変貌の端緒にあるようです。
第四次産業革命は既にスタートしているようです。
だが、アメリカの次にカナダの名前もあるが日本の都市の名前は聞こえてこない。
平成29年3月6日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典