小中国の外相・李肇星

また、指桑(しそう)罵櫂(ばかい)の類いではあろうが。いやはや、中国という国は落ちたものだ。矢張り共産主義の国は、礼儀も道義も、また古代の栄光の欠片もない国に成り下がったという印象である。こんな国とは交際しないほうがましだ。
間違いなく、韓国と同様に、まさに「小中国」と呼ぶに相応しい国である。傲慢にも、尖閣諸島近海で石油油田共同開発の提案をしたのを、目立たせない為のお得意の目くらましの詐術、「指桑罵櫂」利用の発言である。
昭和一桁生まれの私、また、昭和30年代から都市銀行で働いて、白人や華僑を担当し両者と交際していた頃、日本人には、やはり中国人がいいな、白人は嫌いだなと確信に近いものを中国人に抱いていた。それは、華僑の中に「大人ータイジン」を思わせる数々の中国人が存在していたからである。

それが、今回の小中国の外相、李肇星、この発言は、なんだ。礼節を捨てたナラズ者ではないか。
この態度、野郎事大な「中華思想」なのである。韓国が真似しているが、自分を上においている態度であり、東夷の日本という態度である。日本は益々彼等の意向に添ってはならぬ。
まあ、自分のいいなりにならぬ日本にイライラしているのである。小泉総理は立派で腹が据わっている。それでいいのだ。ここで引いたら日本はミレニアムの国益を損ずる。こんな李肇星なんぞ、小中国の小外相だ。

東シナ海での石油探索、尖閣など日本を益々無視してくるであろう。日本は覚悟をしなくてはならぬ。中国などに、ゴマ摺りに行く政治家は落選させよう。中国の沿岸部は、毒の海、内陸部の川も大地も毒の大地になりつつある。これは、大きな地球の大義に反する、時間はかかるが、国際世論の英知は目覚めて反発し、必然的に墓穴を掘ることになり、行き詰まる。

このような共産主義中国とは国をあげて交際してはならぬ。まだ未成熟の「ナラズ者の国」だからである。日本は成熟した国でありそれは欧米先進国の成熟度に似ている。

野郎事大な隣国、中国・韓国・北朝鮮には道義も礼儀も最低のマナーも通用しない。日本は「核武装」をして本気で覚悟をする時期が到来していると思われる。日本は自らを引き締めなくてはならぬ。
平成18年3月9日 徳永日本学研究所 代表 徳永圀典

中国外相発言 ポスト小泉に干渉は無用

 中国の李肇星外相は北京・人民大会堂での内外記者会見で、日本の指導者の靖国神社参拝を激しく非難するとともに「(関係改善の)カギは各指導者が誤った行動を正すことだ」と述べた。日中関係を改善したければ、「ポスト小泉」候補者は靖国参拝をするなと言わんばかりである。

 中国はいつ日本を「属国」にしたのだろうか。自らの指導者選びにここまで露骨な干渉を許したのでは、そうみられても仕方あるまい。中国につけこまれる隙(すき)を作ってしまったのは、その意向に迎合する政治家などが存在するためでもある。

 靖国問題を考える原点を今一度整理したい。それは国の命によって戦い、殉職した人たちを国の責任として慰霊することにつきる。国家が戦没者を慰霊するのはどこの国も同じだ。ただ、どのような祀(まつ)り方をするかはその国の伝統や文化によって異なる。

 どんな形で死んだにせよ、死者を必要以上にムチ打たないのが日本の伝統文化だ。そもそも「A級戦犯」は、東京裁判で戦勝国側が一方的に認定したものに過ぎない。当時の日本人は「戦犯」の早期釈放を求める国民運動を展開、その結果、「戦犯」の遺族にも年金が支給される改正援護法が全会一致で成立した。靖国神社の合祀(ごうし)も援護行政の一環として行われてきた。

 李外相は靖国参拝に関し、ドイツ当局者の話として「ドイツではヒトラーやナチスを崇拝する指導者はいない」「日本の指導者の愚かで道徳に反する行為は理解できない」と語った。

 「A級戦犯」の一人、東条英機元首相をヒトラーと同列に置きたいのだろうが、ヒトラーやナチスが行ったユダヤ人虐殺は人類史上、未曾有の国家犯罪であり、戦争遂行の任務を負った東条元首相とは次元がまったく違う。

 日本の指導者に礼を欠くだけでなく、歴史の事実を混同する発言が国連安保理常任理事国の外相から出てくること自体、異様だが、国際社会がこれに引きずられることもありうる。

 インドネシアのユドヨノ大統領は今年一月、「(日本の)過去を問う考えはない」と語っている。日本人の心のありようや伝統的な死者の祀り方などを世界にもっと強くかつ有効に訴え、国際世論の支持を高めたい。サンケイ新聞 2006.3.8付社説