日本の原理の核心は「両立併存」
私は、しばしば「日本の原理」という言葉を使う。
その日本の原理の核心は一口で申せば「両立併存」である。
日本の核たる天皇、それは、「道」を主とし「力」を従として、その両立を併存せしめている。これが天皇の構造原理である。
従って、日本の原理は、天皇を初め「道を践み行う」ものである。
「力」、「権力」、「武力」、「財力」を私有、領有するものでなく、すべての万民を生成化育し発展せしめるものである。
これは宇宙の原理、即ち「万物の生成化育」に適っている。
故に、その宇宙の根本原理に基づく構造を持つ天皇、或は日本は「天壌無窮」につながるものとなる。
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典